亜洲台湾商会聯合総会第30期第２次理監事聯席会議が東京で盛大に開催

謝長廷・駐日代表（前列右10）、陳五福・亜洲台湾商会聯合総会総会長（前列右11）、蘇嘉全・台湾日本関係協会会長（前列右9）、童振源・僑務委員会委員長（前列右8）、兪秀霞・日本台湾商会聯合総会総会長（前列右12）

　「亜洲（アジア）台湾商会聯合総会」（以下、亜総）の第30期第２次理監事聯席会議が11月30日に東京都内で開催され、アジア各国の亜総関係者ら約700人が出席した。

外交部歓迎夕食会で挨拶する謝長廷・駐日代表

　台北駐日経済文化代表処の謝長廷代表は29日夜、外交部主催の歓迎夕食会を開催し、亜総の会議に出席するアジア各国の台商（台湾企業関係者）らを歓迎した。このなかで謝・駐日代表は「台湾およびアジア各地から久しぶりにこの場に集まることができ、とてもうれしい」と述べ、陳五福・亜総総会長をはじめとする同総会が新型コロナウイルス蔓延の際には、医療物資やマスクを手配して日本社会に寄贈し、さらに中国が突如禁輸した台湾パイナップルや、冷凍アテモヤ（釈迦頭）、文旦などの台湾フルーツも共同購入して日本の方々に紹介するなど、台湾を支持する行動に感謝の意を表した。

開会式で挨拶する童振源・僑務委員会委員長

　童振源・僑務委員会委員長は、昨年６月に台湾が新型コロナ蔓延の危機の際に日本からワクチンが届けられたことに関して、謝長廷・駐日代表および日本在住の僑胞らの台日関係発展への努力に感謝の意を表した。また、陳五福・総会長の尽力により、今回コロナ後最大規模となる700人もの台商が参加する会合が開催できたことにも謝意を示し、この会合が参加者らにとり良い機会となることを期待した。

　30日午前の開会式で挨拶した陳五福・総会長は、これまで多くの困難を一致団結、努力して乗り越え、亜総が創設30年を迎えることができたとして、今後も手を携えて、同総会の核心的価値と理想の目標に向かって継承していきたいと呼びかけた。

頼清徳副総統からのビデオメッセージ

　開会式では、頼清徳副総統からの祝賀メッセージが上映された。また、開会式で挨拶した蘇嘉全・台湾日本関係協会会長は、亜総が今後も政府とともに台湾の力を凝集して世界におけるビジネスチャンスを切り開き、台湾の貿易と台湾企業の発展を前進させていくことに期待を示した。

開会式で挨拶する蘇嘉全・台湾日本関係協会会長

開会式で挨拶する林静儀・立法委員

　30日夜には游錫堃・立法院長（国会議長）による亜総の会議開催を歓迎する立法院夕食会が開かれた。このなかで游院長は、「台湾人が国内、海外にかかわらずビジネスで頑張り、成功することは、台湾の国家の成果となるものである」と述べ、台商の台湾経済への貢献に感謝の意を表した。

游錫堃・立法院長（左）より陳五福・亜洲台湾商会聯合総会総会長に記念品贈呈

写真左より、温玉霞・立法委員、陳歐珀・立法委員、呉琪銘・立法委員、游錫堃・立法院長、呉斯懐・立法委員、江啓臣・立法委員、邱臣遠・立法委員、李徳維・立法委員

　今回の会議および歓迎夕食会には邱垂正・大陸委員会副主任委員、林静儀氏、江啓臣氏、李徳維氏、陳歐珀氏、林昶佐氏、呉琪銘氏、呉斯懐氏、温玉霞氏、邱臣遠氏ら立法委員、並びに黄行徳・世界台湾商会聯合総会総会長、俞秀霞・日本台湾商会聯合総会総会長らが出席した。

《２０２２年１２月２日》