【 台北駐日經濟文化代表處札幌分處 】
2026年5月第1週TOPICS
- 【頼総統、日本との協力強化に期待 平将明・前デジタル相らと面会/台湾-政治-】
(台北中央社)頼清徳(らいせいとく)総統は30日、台北市の総統府で自民党衆院議員の平将明、木原誠二、西野太亮の3氏と面会し、台湾と日本が互いの経済的強靭(きょうじん)性と競争力を高め、共に地域の平和と安定、繁栄を守ることに期待を寄せた。
外交部(外務省)によると、平氏一行は4月29日~5月1日の日程で台湾を訪問。頼総統はあいさつで、今回の訪台は台湾への固い支持が示されただけでなく、協力の機会をより多く発掘することにもつながると歓迎した。
また高市早苗首相が今年3月に米国のトランプ大統領、4月にフランスのマクロン大統領と首脳会談を行った際、国際社会に対し台湾海峡の平和と安定への強い関心を伝えたとして日本政府に感謝した。
経済・産業の分野では、中国のレッドサプライチェーン(供給網)による不当廉売(ダンピング)に対応するため、民主主義国家が連携を深め、信頼性のある、強いサプライチェーンを構築しなければならないと訴えた。その上で、半導体や人工知能(AI)といった重要な戦略分野で協力している台湾と日本は、互いの経済的強靭性と競争力を高めていけばと話した。
デジタル相を務めた平氏は、日台関係は最良の状態にあるとするとともに、サイバー・情報安全保障などでの協力の可能性やポテンシャルが高いと応じた。:2026年4月30日
【台湾、豚肉のフィリピン向け輸出を再開へ 5月14日から–社会-】
(台北中央社)卓栄泰(たくえいたい)行政院長(首相)は29日、台湾産豚肉の輸入再開に関するフィリピン政府の正式な公告を同日受け取ったと発表した。5月14日に発効するとしている。
台湾では昨年10月下旬に中部・台中市の養豚場でアフリカ豚熱(ASF)の感染が確認されており、フィリピンは同12月8日、台湾からの生きた豚や豚肉製品の輸入停止を発表していた。
農業部(農業省)は今年1月23日にアフリカ豚熱の発生事案の収束を国際獣疫事務局(WOAH)に報告し、今月6日にアフリカ豚熱の自己清浄国宣言が承認された。台湾は口蹄疫のワクチン非接種清浄地域や豚熱(CSF)の清浄地域にも認定されており、豚の三大感染症がないアジアで唯一の国に復帰した。
フィリピンへの輸出が再開されるのは種豚、豚の精液、冷凍豚肉、内臓、豚の皮。
卓氏は自身のフェイスブックで「政府として産業界と共に努力し、台湾産の豚肉が世界各地に販売できるようにしていく」と意欲を示した。:2026年4月30日
- 【日本時代建設の宿舎群、修繕へ 林業文化伝える拠点に/台湾・台中–文化-】
(台中中央社)日本統治時代に建設され、台湾中部の林業の発展を見届けてきた中部・台中市豊原区の歴史建築、豊原林務局宿舎群の一部で5月から修繕工事が行われる見込みとなった。2028年の完成を予定しており、近隣の八仙山国家森林遊楽区と連携したエコツーリズムの軸として、豊原を代表する林業文化の新たな拠点にする計画だ。
農業部(農業省)林業・自然保育署台中分署は29日、報道資料で、今回の事業は建物の修繕にとどまらず、林業の歴史を現代の生活に取り入れることに重点を置くと説明。地元の代表らと今後の運営計画について意見交換や調整を重ね、宿舎群の再利用が地域の期待に添うものにしたいとした。
同分署によれば、宿舎群は1927(昭和2)年に八仙山林場の営林所台中出張所が豊原に移転した後、順次建設された。台中市政府は2015年、歴史建築に登録することを公告している。いずれの建物も台湾産ヒノキを用いて造られ、豊原の林業発展を物語る重要な文化資産であるとともに、高い歴史的価値と意義を持つとされる。
総工費は7968万台湾元(約4億円)。工事は本来の外観や歴史的記憶を残しつつ、林業文化の継承を図る。またすでに修繕を終え、昨年から一般公開されている北区の「営林所台中出張所宿泊所」と合わせて、林業の栄華を再現し、来訪者に充実した文化体験を提供する方針だ。:2026年4月30日
- 【元日ハム・王柏融、100号達成 台湾プロ史上28人目 笑顔で「お待たせしました」/台湾–芸能スポーツ-】
(新北中央社)台湾プロ野球・台鋼ホークスの王柏融外野手は29日、北部・新北市の新荘野球場で行われた富邦ガーディアンズ戦で台湾プロ通算100本塁打を達成した。台湾プロ史上28人目の偉業。試合後には報道陣やファンに対し「お待たせしました」と笑顔を見せた。
王はこの日、三回に右翼フェンス直撃の二塁打を放った後、六回に右翼スタンドへの本塁打を打ち、記録を達成した。観客席からは大きな歓声が上がった。
王は2015年にラミゴモンキーズ(現楽天モンキーズ)でプロ入り。1年目に本塁打9本を放って頭角を現し、翌年以降は29本、31本、17本と数を重ねた。19年に日本プロ野球の北海道日本ハムファイターズへ移籍したが、24年に台鋼へ入団。25年までに計10本、今季は14日までに3本の本塁打を打ち、100本塁打まで残り1本となっていた。
100本塁打は通算618試合目での達成で、台湾プロ史上12番目の速さ。5月1日に台北ドームで行われる試合では表彰式が予定されている。球団本拠地の澄清湖野球場(南部・高雄市)でもセレモニーが開かれる見通し。
王は試合後、「本塁打は狙って打てるものではない。一つ一つの打席でのスイングに集中しているだけ」とし、100本目の本塁打については「特定の球種を狙っていたわけでない。ストレートでも変化球でも、自分の届く場所に来た球を全力で振りにいった」と振り返った。:2026年4月30日
- 【台湾高鉄、新型車両N700STの実車紹介動画公開 改良点アピール–觀光-】
(台北中央社)台湾高速鉄道(高鉄)は30日、来年下半期に営業運転に投入する予定の日本製新型車両N700STの実車を紹介する動画をフェイスブックに公開した。史哲(してつ)董事長(会長)は動画内で、従来型車両と比べた改良点や引き渡しまで残り100日となったことをアピールした。
日本で製造が進むN700STの第1編成は7月に工場を出場し、8月にも台湾に到着する見通し。
史董事長は特徴的な先頭車両の形状に触れ、トンネル進入時に発生する抵抗などを低減したと説明。軽量化と性能の向上を図ったことなどについても画期的な改良だとした。
N700STは揺れを大幅に抑えるフルアクティブ制振制御装置を採用した他、バッテリー自走システムを導入。緊急時に外部からの電力供給が遮断されても、低速で安全な場所に移動でき、照明やトイレ機能も維持が可能になる。
また車内は客室上部の荷物棚と荷物置き場をそれぞれ拡大。全席にコンセントを設置した他、座席はリクライニングすると背もたれと連動して座面が沈み込む構造で、座り心地を改善した。
高鉄によると、2028年末までに全12編成を営業運転に投入する予定。ピーク時には現在と比べ約25%の輸送力増強ができるという。:2026年4月30日