【 台北駐日經濟文化代表處札幌分處 】
2026年6月第4週TOPICS
- 【電子たばこの輸入や販売に刑事罰、改正案を閣議決定 薬物運転の社会問題化で-政治-】
(台北中央社)行政院院会(閣議)は25日、たばこに関する規定を定めた「煙害防制法」の一部改正案を決定した。電子たばこの製造、輸入、販売、供給、展示に対する罰則を、現行の行政罰から刑事罰に厳罰化する。改正案は今後、立法院(国会)に送られ、審議される。
台湾では、違法薬物「エトミデート」の使用者の運転による事故が相次ぎ、死傷者も出る事態に政府が対応を進めている。エトミデートは電子たばこで吸引され、吸うと手足がけいれんし、ふらつきながら歩く姿から「ゾンビたばこ」とも呼ばれる。
改正案では、電子たばこを製造、輸入、販売、供給、展示した場合、最長7年の懲役を科す。これに500万台湾元(約2500万円)以下の罰金も併せて科すことができる。
また、電子たばこの所持と使用は行政罰の対象とし、3万元(約15万円)以上10万元(約50万円)以下の過料を科す。
現行法では、海外からの電子たばこの持ち込みがすでに禁止されている。改正案では5点以下、総重量500グラム以下の持ち込みでも20万元(約100万円)以上100万元(約500万円)以下の過料を科すとされた。1年以内で再犯に至った場合には1年以下の懲役に処される可能性もある。
卓栄泰(たくえいたい)行政院長(首相)は今月初め、エトミデートの取り締まりを強化する方針を発表。17日には、エトミデートの規制上の分類が従来の第2級から第1級に引き上げられ、製造や運搬、販売の最高刑として死刑が適用されるようになった。:2026年6月25日
- 【台湾マンゴー、今年の輸出は「前年比5倍以上」 農業相「価格ではなく品質で勝負」–経済 -】
(台北中央社)陳駿季(ちんしゅんき)農業部長(農業相)は24日、今年のマンゴーの輸出量は前年の2.5~2.6倍となる見込みだと明らかにした。台湾の農産品は価格ではなく、品質と価値で海外の消費者の支持を勝ち取っていくとし、高品質を維持することで貿易の持続的な発展へとつなげていくとの方針を示した。
欧州で台湾産マンゴーの輸出が進んでいる。今月には、初めてフランス市場に進出。19.3度と高い糖度を売りに高級路線を打ち出し、高い人気を得ているという。業者によればフランスに続き、英国向けの出荷も始まっており、間もなく現地の店頭に並ぶ見通しだとしている。
陳氏は24日、国際食品見本市「台北国際食品展」(FOOD TAIPEI)の台湾パビリオン開館式に出席し、報道陣の取材に応じた。
陳氏は、農産品の貿易には短期的な価格競争ではなく、長期的かつ安定した、信頼できる流通網の構築が必要だと説明。その上で、フランスは重要な物流、販売の拠点になるとの認識を示した。台湾の業者はすでに現地の貿易業者と長期的な関係を築いているとし、フランスを足掛かりに他の欧州諸国へと販路を拡大できることに期待を寄せた。
また、台湾にはマンゴー以外にも高品質な果物が数多くあると述べ、同様のルートで海外に輸出できると指摘。各国の消費習慣や市場条件に合わせ、適した戦略を打ち出していく姿勢を見せた。:2026年6月25日
- 【小型機を操縦し世界一周に挑戦中 林睿哲さん「台湾人でもできると証明したい」–文化-】
(台北中央社)台湾のパイロット、林睿哲さんが、小型機を一人で操縦しての世界一周に挑戦している。林さんは22日までに中央社のインタビューに応じ、台湾人にもこの偉業を成し遂げられることを証明したいという思いが出発点だったとし、台湾を世界へ発信したいと語った。
林さんは今月6日に米カリフォルニア州を出発。アラスカ州の二つの空港と新千歳空港を経由し、13日に台北松山空港に降り立った。今後、フィリピンやネパール、ヨルダン、アイスランドなどを経て、米国に戻る予定。
インタビューでは、これまで世界一周飛行は海外のパイロットによるものが中心で、近年も台湾を経由するケースはあったものの、台湾人の参加は少なかったと説明。このことから台湾人にもできることを世界に示したいと思い立ったと明かし、計画の立ち上げ後には多くの支援を受けたと話した。
今回使用している機体「Sling 4 TSi」は一般の旅客機とは全く異なる小型機で、天候の影響を受けやすい。家族や友人からは心配する声もあったが、実際に家族を乗せるなどして、想像ほど危険なことではないことを理解してもらった。
毎回の飛行は10時間を上回ることも多く、これまでの最長飛行が6時間の林さんにとっては大きな挑戦となっている。食事はナッツ類を携行しているため問題はないが、排せつは困難が伴う。事前の水分摂取を控える他、飛行時にはおむつを着用するものの、操縦席の座席は角度があるため「難易度が高い」という。
機体には台湾(中華民国)の国旗を円形にアレンジしたデザインや「TAIWAN」の文字が施されていたが、塗りつぶすことを余儀なくされた。林さんは「誰かからの通報」があったためだと吐露。元の塗装を維持すれば今後の飛行計画に大きな支障が出る可能性があることから対応を決めたと明かし、自身は国旗を身に着け続けると語った。
その上で、最も望んでいることは台湾を世界に知ってもらうことだと言及。人々の支援に対して感謝していると述べた。:2026年6月24日
- 【台湾の18歳右腕、ヤンキースと契約 桃園・大渓高出身の頼謙凡 「大渓の山本由伸」異名も–芸能スポーツ-】
(台北中央社)米大リーグ・ヤンキースは米東部時間23日、台湾の頼謙凡投手(18)とドラフト外で契約したと発表した。頼は東部・台東県出身で、北部・桃園市の大渓高を卒業したばかり。ヤンキース入りする台湾人選手としては、王建民投手、郭阜林内野手に次ぐ3人目となった。
最速154キロの右腕。台湾代表に選ばれた昨年のU18(18歳以下)ワールドカップでは、3試合で7回を投げ、14奪三振、1与四球、1失点の成績を残した。
MLB公式サイトの記事では、契約金は85万米ドル(約1億3000万円)に上る見込みで「同世代の投手では最高水準の契約を獲得することになる」としている。
26日に台北で入団会見が行われる予定。その後はドミニカン・サマーリーグの育成施設でプロとしての第一歩を踏み出す。
ドジャースの山本由伸投手の投球フォームをまねしていたことから、高校時代には「大渓の山本由伸」との異名も付いていた。:2026年6月24日
- 【台湾鉄道集集線、全線で運行再開 2021年の土砂災害以来約5年ぶり–觀光-】
(彰化中央社)2021年8月の土砂災害などの影響により一部区間で不通となっていた台湾鉄路(台鉄)集集線が25日、全線での運行を再開した。二水駅(中部・彰化県)で行われた記念列車の出発式には、陳世凱(ちんせいがい)交通部長(交通相)が出席した。
集集線は二水から車埕(中部・南投県)までの29.8キロを結ぶ台鉄の支線。土砂災害で集集―車埕間が不通となった他、24年5月から今年1月にかけてはトンネル補修のため濁水―集集間も運行を取りやめていた。
陳氏はあいさつで、集集線には100年以上の歴史があり、当初は南投県の湖、日月潭の水力発電所建設のために敷設され、バナナや木材の輸送も担っていたと説明。今回の修復では駅の改修も行ったため、より美しく安全になった集集線をお披露目できたと述べた。
また、建設中の、高速鉄道(高鉄)彰化駅から台鉄田中駅までを結ぶ田中線が開通すれば、アクセスがより便利になるとした。
中部・台中から訪れた鄧さんは「この時をずっと待っていた」と喜んだ。数年前、鉄道で車埕に行く計画を立てていたものの運休でかなわなかったため、運行再開を見届けられて興奮していると話した。朝4時に起きて北部・新竹から来たという人もいた。:2026年6月25日