【 台北駐日經濟文化代表處札幌分處 】
2026年9月第4週TOPICS
- 【米連邦議会7議員、台湾への武器売却巡り中国と協議しない立場の明確化要求-政治-】
(ワシントン中央社)米下院外交委員会東アジア太平洋小委員会のヤン・キム委員長(共和党)や下院議連「台湾連線」のアミ・ベラ共同会長(民主党)ら7人の連邦議会議員は23日、トランプ大統領に対し、台湾への武器売却について中国政府と協議しないことを明確化するよう求める書簡を提出した。
書簡では、昨年12月に米政府が承認した台湾に対する総額111億540万米ドル(約1兆7500億円)の武器売却や台米間の軍事協力深化に向けた取り組みについて、中国による侵略を抑止することに寄与していると指摘。台湾関係法や「米中間の三つの共同コミュニケ」、「六つの保証」に基づく米国の長期的な台湾政策を維持し、武器売却を通じて台湾の自衛力を高めることは、米国の安全保障にとって不可欠だとした。
また、中国によって不当に拘束されている米国民2人の解放を要求することや、合成麻薬フェンタニルの前駆体の流入阻止、重要なサプライチェーン(供給網)の確保、中国によるロシアとイランへの支援停止、台湾に対する米国の支持の再確認を求めた。
キム氏は報道資料を通じ、トランプ大統領には、米国の安全保障、国民、生活様式を脅かす問題について、米国が妥協するつもりはないことを明確に示す機会があると述べた。
18日には民主党の議員29人が、トランプ大統領に対して書簡を提出し、米中間の二国間協議で人工知能(AI)の安全性とリスクに関する重要な問題を正面から取り上げるよう求めた。
ベラ氏は、トランプ大統領は米国が北京当局との幅広い合意のために、インド太平洋地域の平和と安定に対する約束で譲歩しないことを明確にしなければならないと述べた。:2026年9月24日
- 【屏東県潮州鎮、日本での存在感向上に期待 茨城県笠間市の台湾事務所長と交流–社会 -】
(屏東中央社)茨城県笠間市の出先機関「笠間台湾交流事務所」の坪井勇樹所長は23日、南部・屏東県潮州鎮の潮州日式歴史建築文化園区を訪問し、茨城県大子町のひな人形特別展を見学した。潮州鎮公所(役場)は、今後も茨城県の各自治体との交流によって日本における潮州の存在感を高め、より多くの日本人観光客を呼び込むことで、地元の観光や飲食産業に商機をもたらしたいと期待を示した。
潮州鎮公所の王建元主任秘書によれば、茨城県の自治体とは、水戸市を拠点に活動する中学生マーチングバンド「ブルーストーン」との交流をきっかけにやりとりが活発化。潮州を訪れる日本人バックパッカーも顕著に増加した。
大子町のひな人形展は潮州鎮と大子町の人形を通じた交流の一環として開かれているもので、大子町では潮州の劇団「阿猴掌中班」が所有する伝統人形劇「布袋戯」(ポテヒ)の人形が展示されている。
潮州を初めて訪問した坪井所長は、同園区だけでなく、同鎮職員の案内の下、鎮内の古い街並みや三山国王廟などの名所にも足を運んだ他、地元の特色あるグルメも味わった。
王氏は、笠間市側からは潮州の飲食業者と連携し、特産物の栗をはじめとした市産農産物を使った商品を開発したいとの意向が示された他、潮州産の上質なパイナップルにも高い関心が寄せられたと紹介。今後、農業や観光の分野での交流拡大に期待が示されたと明らかにした。:2026年9月24日
- 【日本時代建設の検事長宿舎、展示・飲食空間のある文化交流拠点に/台湾-文化-】
(花蓮中央社)東部・花蓮県花蓮市にある日本統治時代に建設された旧検事長宿舎の建物が25日、芸術・文化イベントや展示・飲食を組み合わせた文化施設「花蓮知所」として生まれ変わった。運営を委託された会社を経営する歴史専門家の范雅鈞さんは、歴史建築で文化を保存するとともに、読書や展示、講座、飲食を通じて文化交流が続いていくことを期待すると語っている。
建物は台北地方法院花蓮港支部及び検察局と共に建てられ、1936(昭和11)年に完成。93年まで検事長宿舎として使われた。2008年には花蓮県政府の県定古跡に指定され、県文化局による修復が行われた。
范さんによると、契約締結から正式な引き渡しまでの間には、24年の花蓮地震やその後の台風などの自然災害に見舞われ、計画は2年の延期を余儀なくされた。運営を諦めるよう勧める人もいたが、この建物とは使命と縁があると考え、オープンにこぎ着けた。
長年にわたり農業や台湾の酒造業、歴史研究に携わり、関連の著書もある范さん。飲食を通じてその土地を知ってほしいと語る。スペシャリティーコーヒーから地元の小規模農家が「吉野一号米」を使って作るパンや菓子まで、全てを厳選している。商品だけでなく、展示する作品についても、それぞれの歴史的背景を説明できるという。
当面は予約制で、今後は歴史やテーマに関する展示、芸術・文化イベント、作家のサイン会などを順次開催する他、台湾や花蓮の郷土史を中心とした書籍も置くとしている。水曜日休館。
范さんは、周囲の友人から事業を続けていけるのか心配されていると明かした上で、歴史専門家のロマンと実践だと思えばいいと話し、「試してみないと分からない」と笑った。:2026年9月25日
- 【台湾米でスパークリング清酒造り 12月にも試作品が完成の予定–経済-】
(宜蘭中央社)北東部・宜蘭県壮園郷で今年収穫された酒米3トンが今月、日本に運ばれた。スパークリング清酒を醸造する計画で、12月中旬にも試作品が完成する見通しだ。
日本に運ばれたのは、農業部(農業省)台南区農業改良場が育成し、今年6月に収穫された「台南21号」。宜蘭県政府によると、吸水性に優れ、コメの中心の白濁している部分「心白」の割合が高く、安定した発酵や風味を引き立てるのを助けるという。
21日には林茂盛(りんもせい)代理県長や政府系研究機関、工業技術研究院(工研院、ITRI)の関係者らが新潟県にある酒造会社や地酒の売店を訪問し、醸造の進捗(しんちょく)状況を確認した他、今後考えられる販売ルートなどについて意見を交わした。
林代理県長は、一連のプロジェクトについて、試作品を完成させるだけでなく、消費者が味わいたいと思い、販売業者が取り扱いたいと思うコメを、生産者が安定して供給できるようにすることだと強調。試作結果と市場の反応を見て、品質向上や契約栽培、商品開発を支援し、宜蘭の良質なコメを主食から高い価値のある加工品へとグレードアップさせるとともに、農業従事者と産業のため、より多様な市場の開拓に取り組むと述べた。
工研院は、人工知能(AI)を活用した農業生産支援と分野横断型の産業協力を基礎に、試作データと市場の反応を踏まえて、技術開発や製品への応用、市場での検証などを支援し、宜蘭産酒米を活用した多様な商品の開発可能性を高めるとした。:2026年9月23日
- 【台湾鉄道、ポケモンキャラのラッピング車両運行へ 新光三越とコラボで–観光-】
(台北中央社)人気ゲーム、ポケットモンスターのキャラクターデザインを台湾鉄路(台鉄)の車体などに施したラッピング車両が24日、メディアなどにお披露目された。ポケモンカンパニーと百貨店大手、新光三越とのコラボレーションで実現したもので、25日から12月13日まで、西部幹線を走行する予定。
台鉄は鉄道観光の多様化を図るため、異業種とのコラボレーションを進めている。ポケモンや新光三越と協力するのは今回が初めて。ポケモン30周年と「週年慶」と呼ばれる年に1度のバーゲンセールをPRする。
ラッピングは通勤型車両のEMU800型電車に施した。10月3日、18日、31日、11月14日、29日、12月5日には特別列車として運行し、それ以外は定期列車として走行する。
車内にもポケモンのデザインが施され、扉や仕切り板には初期のポケモンやピカチュウを配置した。車端部の化粧板や貫通扉などにはリザードンやフシギバナ、カメックス、バクフーン、オーダイルなどの最終進化形のポケモンを並べた。床板にはモンスターボールの図柄などが描かれている。
新光三越が運営する商業施設のある台北駅で行われた記者会見で同社の呉昕昌執行副総経理(副社長)は、今回の3社のコラボレーションについて、偶然ではなく必然的だったと強調。台北駅はポケモンGOを楽しむ多くのトレーナーがポケモンを集める聖地だとした上で、特別列車に乗って台北から旅を始めてほしいと語った。
台鉄は公式ウェブサイトなどに列車の時刻表を公開すると説明。かわいらしいポケモンの姿を集めながら、活力とクリエーティビティー(創造性)にあふれる新しい鉄道体験を楽しんでほしいとしている。:2026年9月24日