【 台北駐日經濟文化代表處札幌分處 】
2026年11月第1週TOPICS
- 【台日交流サミット 名古屋市長、台湾との交流推進を約束 出席巡り中国から圧力-政治-】
(名古屋中央社)台湾と日本の地方議員らが交流する「第12回全国日台国際交流サミット」が2日、愛知県名古屋市内のホテルで開かれ、約300人が出席した。中国側から欠席するよう要請があったとされる中、名古屋市の広沢一郎市長は自ら出席し、台日間の交流を引き続き推進していく方針を示した。
上畠寛弘神戸市議が開会前、取材に応じ、駐名古屋中国総領事館から先月29日、名古屋市に対し、広沢市長の出席を見送るよう要請があったと明らかにした。
広沢市長はあいさつで、名古屋市が中部・台中市と2019年に観光分野におけるパートナー都市協定を結び、先月31日から3日までの日程で「台湾・台中夜市2026」を開催していることなどを紹介。スターラックス(星宇)航空が台北(桃園)—名古屋線に続き、先月25日には台中—名古屋線に就航したことにも触れ、双方の人的往来がますます活発になるよう期待を寄せた。
名古屋市会日台議員連盟会長を務める藤田和秀名古屋市議は、愛知・名古屋アジア大会の関連行事で李洋(りよう)運動部長(スポーツ相)が不適切な扱いを受けたことに対し、「台湾の友人の感情を傷つけた」として謝罪した。
サミットには超党派の日本国会議員でつくる「日本台湾友好議員連盟」の古屋圭司会長や南部・台南市議会の邱莉莉議長、李逸洋(りいつよう)駐日代表(大使に相当)らが出席した。頼清徳(らいせいとく)総統もビデオメッセージを寄せた。
サミットでは、「名古屋宣言」が発表され、日本政府に対し、政府間でのハイレベルな政治対話や「日台関係に関する基本法」の制定、台湾の国際機関参加実現への後押し、台湾の環太平洋経済連携協定(TPP)早期加入に向けた働きかけの強化などを提言した。:2026年11月3日
- 【小学校に防災拠点、災害時は避難所に 日本を参考 雲林県長、取り組み拡大に意欲/台湾–社会 -】
(雲林中央社)中部・雲林県の小学校で10月31日、防災教育公園の供用開始を祝う式典が催された。日本の知見を参考にした施設で、防災教育の拠点として活用される他、非常時には避難所としても機能する。災害時には最大600人の受け入れが可能で、最長3日間の水と電力を自給できる。
式典に出席した張麗善(ちょうれいぜん)県長によれば、県は2024年、3368万台湾元(約1億6200万円)を投じて石亀国小(小学校)に県の防災教育センターを設立。今回はさらに2000万元(約9600万円)を追加投入して機能を拡張し、災害時に電力を自給できるマイクログリッド(小規模電力網)などを整備した。
園区内では水害、火災、地震、土石流などさまざまな災害について、リスクや対応を学ぶことができる。大規模災害の発生によってインフラが遮断された際には、避難所として活用され、基本的な電力や照明など、生活に必要な機能の維持が可能だという。
施設の供用開始に合わせ、防災訓練も実施された。約200人が参加し、夜間の避難生活を体験。参加者は物資の配布やテントの設営、水や電力の点検、調理、衛生管理などを実際に行い、一連の避難手順を確認した。
張県長は、複合災害の脅威を踏まえ、平時からの防災対策の重要性を指摘。同校をモデルケースとし、県内の他校にも取り組みを広げていきたいと意欲を示した。:2026年11月2日
- 【台湾の鉄道模型コンテスト、日本の学校が1位に 日本の大会で入賞の台湾校も-文化-】
(彰化中央社)中高生が鉄道模型制作の腕前を競う「全国科技教育鉄道模型創意コンテスト」が先月、中部・台中市で行われ、日本から参加した白梅学園清修中高一貫部(東京都)が1位となった。2位には、8月に日本の大会で優秀賞を受賞した、中部・彰化県の国立永靖高級工業職業学校(永靖高工、工業高校に相当)が選ばれた。
同コンテストは日本の全国高等学校鉄道模型コンテストと交流関係にあり、台湾の中高生の他に、日本側のコンテストに出場した生徒にも参加資格が与えられている。
白梅学園清修中高は、京都の景勝地、伊根の舟屋を題材にしたジオラマを出品した。
コンテストの開催を担った彰化県立竹塘中学校の黄仲平校長は中央社の取材に対し、白梅学園の生徒や教師が進んで参加を申し出たとし、台湾の生徒による作品が重視されていることが示されたと言及。国際交流のさらなる可能性ももたらされたと話した。
2位の永靖高工は、秋の阿里山林業鉄道をテーマにしたジオラマを作った。鉄道車両の模型には、台北駅や桃園空港、台南孔子廟など台湾各地の名所のイラストを手描きした。
指導した教師の陳右青さんによると、生徒らは南部・嘉義の景勝地、阿里山を4回にわたって訪問し、ドローン(無人機)を使って様々な角度から撮影するなどの現地調査を行った。計画から完成まで約7カ月を費やしたという。:2026年11月5日
- 【TSMC、時価総額世界7位に ナスダック執行副社長「国家の成果」/台湾–経済-】
(台北中央社)世界最大の新興企業向け株式市場「ナスダック」のエドワード・ナイト執行副社長は3日、半導体受託製造世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)の時価総額が世界7位、米国以外の企業で最大になったことは一企業の物語でなく、国家の物語だとし、国家が築いた成果を反映していると述べた。
金融監督管理委員会主催の「台湾ウイーク」開幕式で基調講演を行った。
ナイト氏は、1992年に初めて台湾を訪れた際、国家や人々の勤勉さが深く印象に残ったとし、台湾は楽観的で革新性に満ちた土地だと評価した。また、台湾の株式市場の時価総額が世界4位に躍進したことに触れ、世界が持続不可能な公的債務水準や地政学的な不確定性といった課題に直面する中で、良好に運営されている株式市場は課題への対応を支えることができると指摘。「これこそが、皆さんが未来、そして台湾経済の未来を楽観視していい理由だ」と述べた。:2026年11月3日
- 【台湾・台南で「なんでもいきもの」の巨大バルーン展示 31日から–観光 -】
(台南中央社)イラストレーターでキャラクターデザイナーのよこみぞゆりさんが手がけた作品「なんでもいきもの」をテーマにしたイベントが南部・台南市の安平漁人碼頭(フィッシャーマンズワーフ)で31日から12月6日まで開催される。高さ12メートルの巨大バルーンや特徴的なオブジェなどが展示され、台南市政府は、癒しのひととき、港の風情を楽しんでほしいと来訪を呼びかけている。
巨大バルーンは、高さ12メートルの「大さんせいうお」と「こじま」、高さ5メートルで、手に台南市東山区産のコーヒーを持った「だめぎつね」、巨大プリンに寄り添う「ラッコ」と「カワウソ」が展示される。
30日に行われた開幕式典に出席した葉沢山(ようたくさん)副市長は、29日から交流サイト(SNS)上で巨大バルーンの写真が投稿され話題になっていたと語り、「なんでもいきもの」の人気ぶりを示していると紹介。安平地区の歴史的景観に生き生きとしたかわいらしい要素が加わり、幅広い世代の行楽客にも楽しんでもらえると語った。
市政府は、夜間にはライトショーが実施される他、休日にはストリートパフォーマンスが行われ、マーケット、期間限定ショップも開かれると説明。周辺の観光スポットや牛肉スープやカキオムレツ、エビロールなどのグルメも楽しめるとし、「歴史文化やウオーターフロントの風景を満喫して」とアピールしている。:2026年10月31日