【 大阪北部で地震 蔡総統、慰問の意 無事願う 】
18日午前、大阪府北部を震源とする地震が発生したのを受け、蔡英文総統は慰問の意を日本に伝えるよう呉釗燮外交部長(外相)に要請した。被害が最小限にとどまり、日本の人々が皆無事であることを願った。またツイッターを更新し、日本語で「出来る限り必要な支援を行う用意をしています」とツイートした。外交部(外務省)の李憲章報道官によれば、すでに台湾の対日窓口機関、台湾日本関係協会を通じて、日本側の窓口である日本台湾交流協会に慰問の意を表明。日本が必要とする支援を提供する準備があることを伝えた。また蔡総統は、日本に在住・滞在している台湾人の安否確認を同部に指示。李報道官によると、同日正午現在、在日台湾人や留学生、旅行客などの死傷者は確認されていないという(2018/6/18)
【 桃園空港第2ターミナル、拡張部分北側の出発ロビーがプレオープン 】
桃園国際空港(桃園市)は9日、第2ターミナル北側拡張部の出発ロビーをプレオープンした。1~3番のチェックインカウンターが新設され、10日夕方までに約500人が利用した。各航空会社は、夏季休暇に伴う旅行シーズンを迎える前に、各種手続きがよりスムーズに行えるよう調整を続けていくとしている。2000年に開業した第2ターミナルは利用客急増に伴い、2015年に南側と北側の拡張工事を開始。昨年9月末には、南側拡張部3階の出発ロビーの供用が始まった。南北両側の拡張後、出発ロビーの面積は約50%拡大し、対応可能人数は現在の年間1700万人から同2200万人に増加する見込みだという。また同空港は現在、第3ターミナルの建設を急いでいる。同空港の昨年の年間利用者数は過去最高の延べ4487万8703人に上り、対応可能とされる旅客数を1000万人以上上回った。(2018/6/11)
【 使い捨てストロー提供禁止、19年から一部で 業者や消費者に動揺 】
行政院(内閣)環境保護署は8日、導入を予定している使い捨てストローの提供制限について、2019年7月からファストフード店や百貨店などを対象に、店内飲食時の提供を禁止するとする草案を発表した。インターネット上では業者や消費者の間で「タピオカミルクティーはどうなるのか」という動揺や戸惑いが広がっている。ストローで飲むことでタピオカ独特の食感が楽しめる飲み物として台湾で広く親しまれているタピオカミルクティー。「ストローを持参していなかった場合、どうすればいいのか」という消費者の声に対し、同署幹部が「スプーンを使えばいい」と発言したことで議論は一層熱を帯びた。食品大手、義美食品の高志明総経理(社長)も11日、フェイスブックを更新し、議論に参戦。タピオカミルクティーは世界的にも高い知名度を誇る台湾の飲み物だとした上で、同署は政策に柔軟性を持たせるべきだと提言した。台湾では環境保護に対する意識の高まりを背景にプラスチックごみ削減に向けた取り組みが進められている。(2018/6/12)
【 台日の医療機関が覚書締結 がんの重粒子線治療で交流 】
台湾の花蓮慈済医院(花蓮市)と日本の放射線医学総合研究所(千葉市)は11日、がんの重粒子線治療などにおける研究や医療協力に関する覚書(MOU)を交わした。今後、台湾の患者が日本で関連の治療を受けられるようになるほか、研究成果の共有や医療スタッフの訓練などを通して交流を深める。同院の林欣栄院長は、がんの重粒子線治療が世界的な趨勢となりつつあることを強調。同分野での日台交流を目指し、これまで複数回にわたって日本に訪問団を派遣し、提携先を探してきたという。許文林副院長は、今後は専門チームが患者に同行し、臨床実習を通して効率的に知識を身に付けることができるほか、患者の治療中や治療後の生活レベル向上にもつながると喜びを示した。同院は大阪重粒子線センター(大阪市)とも、今月2日にMOUを締結している。(2018/6/13)
【 台日の「古都」台南と京都の市議会が友好協定 古跡や文物で交流深化期待 】
台南市議会は13日、京都市の議会、京都市会と友好交流協定を締結した。両市議会の頼美恵議長と寺田一博議長が京都市会で協定書に署名した。頼議長は、京都市には学ぶべきところが多くあるとし、古跡や文物の管理、維持などについて交流を深めていければと期待を寄せた。歴史的建造物が多く残されていることから、台湾の古都として知られる台南市。頼議長は、1000年の歴史を有する京都と比べると台南市の歴史はまだ浅いとし、京都市との交流を通じて台南の国際的な知名度を高めていきたいと意気込んだ。台南市は2012年、京都市が会長都市を務める「世界歴史都市連盟」に加盟。2020年の世界歴史都市会議の誘致を目指し、頼議長ら一行は今回の訪問で働き掛けを行うという。台南市議会によると、両市間の交流は近年、盛んに行われており、昨年8月、当時台南市長だった頼清徳氏が京都市の門川大作市長や寺田議長を訪問。同10月末には寺田議長が台南市を訪れた。将来的には両市間の友好交流協定の締結も視野に入れられているという。(2018/6/14)
【 台湾から8作品出展 海外市場開拓目指す=仏アニメ国際見本市 】
文化部(文化省)はフランス・アヌシーで開催の「アヌシー国際アニメーション映画祭」に併設される国際見本市「MIFA」(12~15日)に台湾パビリオンを設置した。パビリオンには8作品が出展。同マーケットを通じて、海外市場の開拓を図る。出展作品は、台湾社会の変遷を描いたサン・シンイン(宋欣穎)監督の「オン ハピネス ロード」(幸福路上)のほか、ロボットアニメの「重甲機神」、煮玉子のキャラクターを主人公にした「滷沙沙小鎮」など8本。「オン ハピネス ロード」は同映画祭のアウト・オブ・コンペティション部門(賞の対象外)で上映される。また、卒業制作部門にはチェン・イェンリャン(陳彦良)監督の「Am I Oright」とチョン・チェンシュー(鍾承旭)監督の「A Daily Chat」が選出されている。映画祭は11日に開幕。16日までの期間中、世界87の国・地域の作品230本が上映され、11万人余りの来場が見込まれる。(2018/6/14)
【 台南産マンゴー生産量半減 同市農業局「味わいに来て」 】
南部・台南市でマンゴーの収穫シーズンを迎えている。同市農業局によれば、今年の生産量は昨年の約半数ほどに留まる見通し。23日から市内のマンゴー生産地では「台南国際マンゴーフェスティバル」が始まる。許漢卿局長は、同フェスで台南の最も美味しいマンゴーかき氷を味わってほしいと来場を呼び掛けた。許局長によれば、台南のマンゴー栽培面積は7146ヘクタール。生産量は約7万4000トンに上り、全国シェアは約5割を占める。マンゴーフェスは市内主要産地の大内、玉井、楠西、左鎮、南化で、来月21日までの週末、順番に開催される。今月23~24日には走馬瀬農場(大内区)でマンゴー狩りイベントや創作料理の展示、マンゴーの展示販売などが行われる。(2018/6/15)
【 ピコ太郎さん、台中花博版PPAPを披露 宣伝大使に就任 】
歌手のピコ太郎さんが15日、今年11月に開幕する台中フローラ世界博覧会(台中花博)の宣伝大使に就任し、花博をPRする特別版「ペンパイナッポーアッポーペン」(PPAP)を東京都内で開かれた発表会で披露した。林佳龍台中市長は、花博のフリーパスをピコ太郎に贈呈することをその場で決め、奥さんと一緒に来てもらえればと招待した。台湾は一番好きな国だというピコ太郎さん。台湾にはパイナップルケーキやパイナップルリンゴジュースがあるからと話し、PPAPの歌詞と完全に一致していて驚いたと明かした。パイナップルケーキの故郷は台中だと林市長から教えられると、ピコ太郎さんは「では明日行きます」と即答し、笑いを誘った。林市長は報道陣の取材で、ピコ太郎さんが日本外務省から「持続可能な開発目標」(SDGs)の推進大使に任命されていることに言及。花博も持続的発展の理念を掲げており、ピコ太郎さんにオファーを出したと説明した。ピコ太郎さんは台湾が好きで、花博の理念にも共感したため、快諾したという。(2018/6/15)
【 台中市長、東京で地元観光をPR 台日旅行者数の格差縮小に期待 】
台中市政府は15日、東京都内で台日の旅行業者を集めた交流・懇親会を開き、今年11月に開幕する台中フローラ世界博覧会(台中花博)や市内の景勝地などをPRした。林佳龍市長は、訪日台湾人観光客数と訪台日本人観光客数の格差が拡大傾向にあるとした上で、花博を通じて差が縮まることに期待を示した。林市長はまた、マンダリン(華信)航空の台中―成田線が14日に就航し、両地間の交通がさらに便利になったことを強調。日本の人々を引き付けるには大型イベントや魅力的な景勝地が不可欠で、花博は観光を促進する絶好のチャンスになるとの見方を示した。台中市政府観光旅遊局の陳盛山局長によると、昨年同市を訪れた日本人は約31万人。今年は35万人達成を目指しており、特に花博開催期間の11月3日~来年4月末にかけて、日本人観光客の増加を見込む。受け入れ体制については、市内の旅館・ホテル業者が2万室余りを提供するとし、十分な準備ができていることをアピールした。(2018/6/15)
【 台湾、日本に敗れV逸=東アジア杯ソフトボール 】
ソフトボールの第7回東アジアカップ女子大会第4日は15日、中部・南投県で決勝が行われ、台湾は日本に3-7で敗れ、念願の初優勝を逃した。好敵手同士の両チームにとって、12日の予選リーグ第1試合(3-2で日本が勝利)、14日の決勝トーナメント第1試合(1-0で台湾が勝利)に続く3度目の対戦。この日は0-0で迎えた3回、3つの失策もあって5点を奪われ、序盤から大量リードを許す展開となった。台湾は5回に1点、6回には2点を返したが、反撃もそこまでだった。今大会には韓国、中国大陸、香港も参加。予選4戦全敗の香港を除いた4チームが決勝トーナメントに進んだ。7大会連続出場の日本が優勝を逃したのは、栄冠を中国大陸に明け渡した第5回大会(2016年)の1度のみ。(2018/6/16)
【 台湾人が好きな国・地域、日本は2位 】
民間団体の台湾民意教育基金会が17日に公表した最新の世論調査の結果によると、台湾人からの好感度が最も高い国・地域はシンガポールだった。日本は2位に入り、3位以下にはカナダ、欧州連合(EU)、米国などが続いた。調査は回答者に対し、台湾近隣諸国や地域、世界の主要国など10の国・地域について「良い印象を持っているかどうか」と質問する形式で実施。シンガポールに対して好感を持っていると答えた人は88.2%に上った。日本84.6%、カナダ82.3%、EU74.8%、米国70.6%だった。一方、反感を覚えると答えた人が最も多かったのは、北朝鮮で70.9%。2位以下はフィリピン52.9%、中国大陸43.9%など。同基金会の游盈隆董事長(会長)は、中国大陸による外交圧力や航空会社に対する台湾表記の変更要求などについて多くの台湾人は不当な行為だと考えていることに言及した。調査は今月11~12日、台湾に住む20歳以上の男女を対象に固定電話で実施された。有効回答件数は1073件だった。(2018/6/16)
【 台湾見本市・展覧会情報 ― タイペイ・インスタイル 】
2018年11月8日より4日間、台北市の松山文創園區にて2018年タイペイ・インスタイルが開催される。中華民国紡織業拓展会の主催。出展品目は服装:男性服、女性服、子供服、水着、下着、バッグ、帽子、靴等。詳しい情報は以下公式ウェブサイト参照。
HP : http://www.taipeiinstyle.com/new/home/main_cht.asp