【 総統府プロジェクションマッピング、独デザイン賞を受賞 -社会- 】
非政府組織(NGO)、中華文化総会は16日、国慶節(建国記念日)に合わせて昨年10月に総統府で上映されたプロジェクションマッピングがドイツの世界的なデザイン賞「レッド・ドット・デザイン賞2020」の1つの部門で受賞したと発表した。同会の同賞受賞は初めて。プロジェクションマッピングは、築100年を迎えた総統府をタイムマシンに見立て、台湾が誇る人物やものごとを映し出すというもので、少年野球や重量挙げなどスポーツのほか、台湾が自主開発した高等練習機や台米合作の気象衛星などが色とりどりの光で表現された。同作品は「ブランド・アンド・コミュニケーション」部門で受賞。応募された6992点の中から選ばれた。授賞式は10月下旬に予定されている。李厚慶副秘書長は、落成から100年という記念すべき年の国慶節のショーで総統府が国際的な賞に認められることは非常に意義があると語った。デザインを手掛けた芸術家の陳怡潔さんは、フェイスブックで「上映時に観衆が掲げた一面のカメラの海が最大の励みになったと思っていた」としつつ、同賞を通じて海外の人々に作品を見てもらえることは「本当に感動的すぎる」と喜びを示した。
中央フォーカス台湾:2020年07月16日
【 台北市100周年 日本統治時代に設置 記念イベント12月まで -社会- 】
設置100周年を迎える台北市は、一連の記念イベントを12月まで開催する。日本統治時代に建立された寺院の跡地、西本願寺広場内の建物での特別展に加え、街歩きや市場、音楽会、講座なども催し、台北市の文化資産や街の風景を人々に伝えるという。16日に開催されたPR記者会見に出席した柯文哲(かぶんてつ)市長は、台北は歴史ある都市だと言及。国際都市としても発展を遂げているとの考えを示し、民主的で自由、多様で開放的な価値観が台湾に広がっており、台北を形作っていると語った。台北市文化局によれば、同市は日本統治時代だった1920(大正9)年、台湾総督府による地方制度の改正の際に設置された。市役所が置かれ、インフラ整備も進められ、近代化を遂げていった。西本願寺広場樹心会館の特別展では、文物と映像技術を使って歴史を紹介する。異なるテーマのルートを複数企画し、講師によるガイドツアーも開催する。日本統治時代から残る西門紅楼ではレトロ市を催すほか、大稻埕や日本統治時代に「昭和町」と呼ばれた青田街や温州街エリアでもイベントが予定されている。
中央フォーカス台湾:2020年07月17日
【 日台ハーフの91歳女性に念願の卒業証書 戦乱で受領できずに75年 -台日- 】
日本統治時代の台湾で旧制高等女学校を卒業した日台ハーフの女性(91)が13日、第2次世界大戦下の混乱で受け取れなかった母校の卒業証書を75年ぶりに受け取り、長年の夢をかなえた。女性が学んだ静修女学校(台北市)は、1916(大正5)年に開校した台湾初のカトリック系女子校。近年は男子生徒も受け入れており、今年1月に静修中学(中高一貫校)に改名した。同校の蔡英華校長によれば、女性は1929(昭和4)年、広島県呉市で、台湾人の父親と日本人の母親の間に生まれた。6歳で台湾に移り住み、台北の小学校を出て同校に進学したが、1945年3月の卒業式当日に空襲に遭い、式は台無しに。そのまま終戦を迎え、日本に引き揚げた。結婚後は夫婦でマカオに渡り、10年前から台湾で暮らしている。母校には特別な思い入れがあり、証書がないことをずっと気に掛けていたという。これまでも、戦乱で証書をもらえなかった生徒に対応してきた同校。今回は、同校OGや日本人留学生らの働き掛けによって女性の切なる願いを知り、校長の名前やレイアウトなどを忠実に再現した証書を作成。晴れて“卒業生”となった女性は「とてもうれしい」と喜び、関係者に感謝した。
中央フォーカス台湾:2020年07月16日
【 振興券、発行スタート 1035万人が紙製選択 電子版は157万人 -経済- 】
新型コロナウイルスの打撃を受けた産業の支援を目的とした「振興三倍券」の発行が15日開始した。交通部(交通省)の祁文中常務次長によれば、すでに紙製を予約したのは1035万人で、電子版の手続きを行ったのは157万人にとどまっている。予約分の受け取り窓口であるコンビニでは一時、システムに不具合が生じ、紙製を販売する郵便局では一部で行列ができた。1000台湾元(約3600円)で3000元(約1万円)分を購入できる同券。中華民国(台湾)籍を持つ人と居留証を持つ外国人配偶者や中国籍配偶者が対象で、実店舗や文化・スポーツイベントなどで12月末まで使用できる。紙製のほか、電子決済、カード型電子マネー、クレジットカードに対応している。経済部(経済省)は郵便局やコンビニに市民が殺到するのを防ごうと受け取りを遅らせるか、電子版を利用するよう促しており、18日以降に受け取った人や電子版の手続きを30日までに済ませた人は、ホテルの宿泊券などが当たる抽選キャンペーンに参加できるとしている。
中央フォーカス台湾:2020年07月15日
【 エバー航空、航空会社ランキングで4位に 前回より1つ上昇 -観光- 】
台湾のエバー(長栄)航空が、米旅行雑誌「トラベル・アンド・レジャー」が8日に発表した国際線航空会社ランキングで4位にランクインした。昨年より1つ順位を上げた。同ランキングは、同誌が25年連続で実施している、読者投票に基づいた「ワールド・ベスト・アワード」の一項目。調査は2019年11月4日から2020年3月2日まで、特設ウエブサイトを通して実施された。1位はシンガポール航空。以下、カタール航空、エミレーツ航空が続いた。日本の全日本空輸(全日空)は5位、日本航空は7位だった。エバー航空の評価が高かったのは、機内サービスや機内食、プレミアムエコノミークラス、ビジネスクラスなど。ある読者は、180度水平になるフルフラットシートや心地よい羽毛ぶとん、機内食の素晴らしさなどを挙げ、同社のビジネスクラスでシカゴから台北まで移動するのは「最高のフライト体験」だと称賛したという。同社の孫嘉明総経理(社長)は、新型コロナウイルスの影響で世界の航空業界が前代未聞のダメージに見舞われる中、同社は主要路線の運航を維持していると強調。感染防止対策のために機内サービスを簡素化する一方で、細部に気を配って旅客の期待に応え、安心できる環境作りを心掛けているとアピールした。
中央フォーカス台湾:2020年07月13日
【 ANA、来月3日から羽田―台北(松山)線を再開 週2往復 -観光- 】
全日本空輸(ANA)は来月3日、羽田―台北(松山)線の運航を再開させる。週2往復する。交通部(交通省)民用航空局台北航空站が14日、明らかにした。ANAの公式サイトでは、8月3日以降の同路線の航空券予約受付が開始されている。ANAが14日に発表した報道資料によれば、同路線は毎週月曜と金曜に各1往復運航される。台北航空站の記録によると、ANAは5月7日を最後に同路線を運休していた。台北航空站は、ANAと同様に同路線を開設している日本航空(JAL)からは運航再開の通知はないとしている。JALが今月9日に発表した国際線の運休・減便に関する資料によれば、8月の同路線は全便運休の予定となっている。
中央フォーカス台湾:2020年07月17日
【 台湾見本市・展覧会情報 - 見本市 】
2021年4月22日より3日間、台湾南港センターにて2021 Taiwan Int'l Woodworking Machinery Showが開催される。TAITRA主催。出展品目は、木工機械および装置、メンテナンスツール、補助装置、抽出装置、コンポーネント等。詳しい情報は以下公式ウェブサイト参照。
HP : https://www.jetro.go.jp/j-messe/tradefair/detail/108694