【 台北駐日經濟文化代表處札幌分處 】
2026年3月第2週TOPICS
- 【頼総統、Xに「助け合いと相互信頼」日本語で 東日本大震災から15年/台湾-政治-】
(台北中央社)東日本大震災の発生から15年となった11日、頼清徳(らいせいとく)総統は日本語でX(旧ツイッター)を更新した。桜の花のイラストが添えられた画像には「助け合いと相互信頼」とつづられた。
頼総統は投稿文で「15年前の今日、甚大な災害が日本に多数の死傷者・行方不明者を出しました」と言及。「同じ地震帯にある台湾と日本は、ことあるごとに手を差し伸べ、信頼を寄せ、助け合ってきました」と続け、「今後も防災・社会的強靭(きょうじん)性等で連携しつつ、共に困難を乗り越え、互いにとって重要なパートナーであり続けたいと願っています」と締めくくった。
画像には「台日友好」とのメッセージも記された。:2026年3月11日
- 【自転車で台湾一周 日本人有志一行が台南に到着 市長からグルメで歓迎受ける–社会-】
- (台南中央社)東日本大震災発生時の台湾からの支援に感謝を伝えるのを目的に、日本人有志33人が7日から、自転車で台湾を一周する旅を行っている。一行は12日、南部・台南市に到着し、黄偉哲(こういてつ)市長から歓迎を受けた。一行には台南名産のブンタンを使ったドリンクや果物、パイナップルケーキなどが振る舞われた。
- 活動は作家で俳優の一青妙さんらが中心となって企画。7日に台北市の総統府を出発し、東回りで宜蘭や花蓮、台東などを巡った。9日間で約900キロを走破する予定。
- 黄市長は、一青さんが活動を企画し、行動で台日の友好を後押ししていることに感謝を示した。一青さんは、台南のグルメや人情味、美しい景色を称賛。今回、台南に着くと沿道で多くの人から声援を受けたと明かし、故郷に帰ってきたような感覚を覚えたと話した。:2026年3月13日
- 【京都橘高校吹奏楽部OGら、台湾ランタンフェス会場などでパフォーマンス–文化-】
- (嘉義、台北中央社)京都橘高校吹奏楽部に所属していた121期生26人が台湾を訪問し、南部・嘉義県で開催されている台湾ランタンフェスティバル(台湾灯会)の会場などでパフォーマンスを行い、多くの観客を楽しませた。
- 26人は2022年10月10日の中華民国国慶日(国家の日)に台北市の総統府前で行われた祝賀式典や、翌年に同市内で開かれたコンサートなどに出演した経験を持つ。
- 10日には台湾ランタンフェスティバルの会場でマイケル・ジャクソンさんの「スリラー」や松田聖子さんの「青い珊瑚礁」などを演奏した。息の合った隊形移動や軽快な動きで、観客から大きな拍手が送られた。
- 出演前には翁章梁(おうしょうりょう)県長が会場に駆け付け、ランタンフェスの目玉の一つだとメンバーを激励した。
- 11日午前には台北市のホテル、円山大飯店(グランドホテル台北)でフラッシュモブを実施。映画「ハイスクール・ミュージカル」の楽曲や「シング・シング・シング」などを披露し、最後には中国語で「我愛台湾」(台湾を愛しています)と声を上げた。
- 嘉義と台北のパフォーマンスを両方観賞した熱心なファンもいた。
- 夜には台北パフォーミングアーツセンター(台北表演芸術中心)でコンサートを行う予定。コーチの島奈央さんは、東日本大震災で台湾から寄せられた温かい声援や支援を忘れていないとし、台湾からの思いや恩を返せるようにという思いで演奏すると語った。:2026年3月11日
- 【嘉義開催の台湾ランタンフェスが盛況 観光署、平日の来訪を呼びかけ–観光-】
(台北中央社)南部・嘉義県太保市で開催中の台湾ランタンフェスティバル(台湾灯会)が盛況を見せている。県によれば、開幕後最初の休日となった7日には200万人超が来場し、会場内の混雑や深刻な道路渋滞が発生した。交通部観光署(観光庁)は混雑回避のため、平日の来場を呼びかけている。
同フェスは3日に開幕。大阪・関西万博で展示された「テックワールド館」や、人気ゲーム「スーパーマリオ」をテーマにしたエリアが設置された他、青森のねぶた師が現地制作した大型ねぶたも展示されている。15日まで開かれる。
観光署によれば、期間中の週末は宿泊施設の予約も取りにくくなっている。会場周辺の朴子や太保地区の週末の客室稼働率は95~100%に達し、嘉義市でも9割を超えている。
観光署は、平日の嘉義市の客室稼働率は6割にとどまっているとし、平日に1泊2日での来訪を検討するよう促した。
県は、同フェス開催が地域の観光業にもたらす経済効果は推計で230億台湾元(約1144億円)を超えると試算している。:2026年3月9日
- 【台湾の経済自由度、世界5位 日本や米国上回る 財政の健全さや投資の自由度で高評価–経済 -】
(台北中央社)米シンクタンク、ヘリテージ財団が10日に発表した2026年版の「経済自由度指数」で、台湾は世界5位になったことが分かった。韓国(世界19位)や米国(同22位)、日本(同30位)などを上回った。財政の健全さや投資の自由度などで高い評価を得た。
同指数は世界184カ国・地域を対象に経済政策や状況を調査。12の指標ごとの自由度を100点満点で評価した。トップはシンガポール。以下スイス、アイルランド、オーストラリアと続いた。台湾は前年と比べ1ランク順位を落としたが、総合得点は79.8点で前年より0.1点上昇した。
全指標のうち台湾が80点を超えたのは、「司法の効率性」(94.3点)、「財政の健全さ」(92.9点)、「政府の支出」(90点)、「貿易の自由」(86点)、「財産権」(83.4点)、「通貨の自由」(80.3点)だった。
国家発展委員会は11日、報道資料を発表し、台湾は2024年から25年にかけて多くの法制改革を推進したと説明。商業環境の改善支援や中小企業の高度化・転換の促進、電子署名の普及と活用、外国人高度専門人材の帰化申請に必要な居留年数の条件緩和、再生可能エネルギー電力に関する取引制限の緩和などの成果をアピールした。
一方で12の指標のうち、「租税負担」の順位は25年の87位から93位に下落し、全指標の中で最も低い順位となった。国発委の関係者は、得点では前年との差は大きくなく、状況は維持できているとした上で、台湾全体の租税負担は香港やシンガポールより大きいものの、中国や日本、韓国よりは小さいとした。
また今後の展望については、AI(人工知能)の発展や米国の関税政策、中国の過剰生産能力、地政学的リスク、気候変動リスクが引き続き全世界の経済に影響を与えると指摘。国際的な政治・経済情勢が不安定となる中、台湾は経済自由化の核心的理念を堅持し、規制緩和やイノベーション、開放政策を継続し、変化する情勢下でも競争力を維持するとの方針を示した。
さらに台湾はAIの分野で産業面の優位性を持つとともに、開かれた市場は台湾の強みだと強調。政策と台湾の強みを結び付け、産業の高度化と転換を主導し、経済の活力を高め、強靱(きょうじん)で持続可能な成長の原動力を構築するとした。:2026年3月12日