【 台北駐日經濟文化代表處札幌分處 】
2026年7月第4週TOPICS
- 【米国、台湾との海上保安協力をアピール 在台窓口機関がSNSに異例の投稿-政治-】
(台北、高雄中央社)米国の対台湾窓口機関、米国在台協会(AIT)は28日、台湾と米国の海上保安機関の巡視船が近距離で並んで航行する様子を、公式フェイスブックに投稿した。AITが同様の画像をSNSで公開するのは異例。投稿では、米国沿岸警備隊と台湾の海洋委員会海巡署(海上保安庁に相当)は「台風シーズンの到来に伴い、さまざまな共通の海洋分野の目標について緊密に連携している」とつづった。
公開された画像に写されていたのは、海巡署の4千トン級巡視船「台北」と米沿岸警備隊の巡視船「ミジェット」。
AITは協力内容について、捜索・救難や暴風雨への対応、災害救援、海洋資源の保全、違法操業の取り締まり、海上での麻薬密輸の阻止などを挙げた。
その上で、米国は海洋安全保障分野における台湾とのパートナーシップに感謝するとともに、海上法執行での交流や国際協力といった国際的な課題について、台湾が実質的な貢献を果たすことを引き続き支持するとした。
これを受け海洋委員会の管碧玲(かんへきれい)主任委員(大臣に相当)は自身のフェイスブックを通じ、AITによる投稿は、米国が西太平洋の安全と平和を維持する決意を示す新たな動きだと言及。米側が台湾の海巡署について、台湾周辺海域における唯一の法執行機関であることを真に理解していることも示していると述べた。:2026年7月29日
- 【熊本地震/熊本地震 台湾、救助隊の派遣準備整う「要請受け次第直ちに現地へ」–社会 -】
(台北中央社)熊本県で28日午後、最大震度7を観測する強い地震が発生したことを受け、内政部消防署(消防庁)は同日夜、救助隊の派遣準備を完了させたと発表した。日本から外交部(外務省)を通じた支援要請があり次第、直ちに現地へ向かい救助活動を行う方針だとしている。
同署によれば地震発生後、頼清徳(らいせいとく)総統と卓栄泰(たくえいたい)行政院長(首相)から即座に救助隊の派遣準備を進めるよう指示があった。これを受け、同署は国際人道救援メカニズムを発動し、同署直轄の特種捜救隊(特別救助隊)と待機当番の自治体である台南市、嘉義県、新竹市の各消防局による救援体制を整えた。:2026年7月29日
- 【旧台南刑務所木造建築群「要道館」、展示スペースに 8月1日に供用開始/台湾-文化-】
(台南中央社)南部・台南市の市定古跡に登録されている日本統治時代建設の「旧台南刑務所木造建築群」が修復工事を終え、その一部である演武場「要道館」が8月1日から、市直営の展示・公演スペースとして供用開始される。
建築群は所長宿舎、官舎、浴場、要道館、職員宿舎の5棟で構成されている。老朽化が進んでいたことから、市は22年3月に修復工事に着手し、昨年11月に工事が完了した。
要道館は、台湾に現存する4棟の木造演武場のうちの1棟。今後は常設の芸術・文化発信拠点として活用される。
市文化局によると、要道館では8月1、2両日、古写真講座やコンサートなどの無料イベントを開催する。将来的には有料でのイベントを行っていく予定だという。:2026年7月27日
- 【台湾高速鉄道の新型車両「N700ST」 日本で出荷セレモニー 27年7月の営業投入目指す–経済-】
(台北中央社)台湾高速鉄道(高鉄)が導入する予定の日本製新型車両N700STの出荷セレモニーが30日、山口県下松市の日立製作所笠戸事業所で開かれ、真新しい車体が関係者や報道陣らに公開された。高鉄の史哲(してつ)董事長(会長)は、各種試験を順調に終えた上で、2027年7月1日の営業投入を目指す考えを示した。
高鉄は23年5月、日立製作所や東芝などのコンソーシアムとN700ST全12編成の製造に関する総額約1240億円の契約を締結した。第1編成は8月中旬にも台湾に到着する予定。
史董事長は、全列車の営業投入後には列車運行本数が現行の週1134本から週1400本以上に増え、ピーク時の輸送力を25%向上させられると説明。台日間の長年にわたる良好な協力関係を基礎に、新型車両を必ず来年7月1日に投入すると自信を示した。
佐々木紀国交副大臣は、台湾の人々に愛され、台湾の発展に貢献するとともに、日本と台湾の友情と信頼の象徴として、末永く台湾を走り続けることを願うと述べた。
李逸洋(りいつよう)台北駐日経済文化代表処代表(大使に相当)は、台日は最強のパートナーだとした上で、人工知能(AI)や半導体などのハイテク分野での協力をさらに発展させたいとし、台日が手を携えれば、双方の国力を向上させ、互恵の関係を築けるだろうと語った。
N700STは東海道新幹線などで運用されているN700Sをベースに、台湾側のニーズに合わせて軽量化や高性能化、省エネルギー化などを図った。フルカラーLCD(液晶ディスプレー)車内案内表示器や停車駅到着前に照明が明るくなる調光機能、荷物棚、充電設備付き座席などを採用した。また騒音や振動も低減した。
高鉄は29日、N700STについて、27年と28年にそれぞれ6編成ずつ営業投入する予定を発表した。また各駅のトイレや授乳室、ベンチなども順次更新し、28年中ごろまでに全駅で整備を完了するとした。
この他、従来型車両700T型の改修も進めているとし、車内案内表示器はLEDから大型LCDに変更する他、トイレ設備も更新するとした。各駅で設置が進められているホームドアについては、28年第1四半期(1~3月)に設置を完了すると説明した。:2026年7月30日
- 【台北メトロ、新型車両を公開 営業運転開始は来年5月予定/台湾–觀光-】
(台北中央社)台北メトロ(MRT)は28日、韓国・現代ロテムが受注・製造した新型車両を報道陣に公開し、来年5月に淡水信義線で営業運転を開始する予定だと明らかにした。
新型車両は路線の延伸や乗客増への対応を目的に導入される。台北メトロの車両を現代ロテムが製造するのは初めて。第1編成は5月に台湾に到着した。
台北メトロ車両処の陳智暉処長によると、車内はロングシートのみを配置して動線を広げた他、高齢者がつかまりやすいよう縦方向の手すりを増設。冷房をより均一に行き渡らせるファンを設置し、ドアは物が挟まりにくい設計とされた。人工知能(AI)で乗客の降車漏れを検知する機能も備えている。
製造費用は1編成当たり約5億9000万台湾元(約30億円)。
台北メトロはこの他、文湖線にも新型車両の導入を計画している。:2026年7月28日