【 日本訪問の文化部政務次長、日台間の協力の可能性に期待 】
文化部の楊子葆政務次長は10月20日夜、東京・六本木で開かれた「カルチャービジョン東京」に出席し、日本の芸術、経済、政府、学術など各界の関係者と交流した。楊氏は今回の訪日期間中に「瀬戸内国際芸術祭」、「瀬戸内アジアフォーラム」等も視察しており、「日台間には多くの協力の可能性がある」と語っている。また、同20日のイベント会場を訪れた際には、特に2020年の東京五輪前には発展の機会が多くあるとし、台湾も関与していかなければならないと意気込んだとのこと。尚、同イベントには台北駐日経済文化代表処謝長廷代表らも出席している。(2016/10/21)
【 台湾の「HAPPY GO」、「Tポイント」と連携 来年から日本でも利用可能に 】
台湾で共通ポイントサービス「HAPPY GO」を展開する鼎鼎聯合行銷(新北市)は10月19日、「Tポイント」を手掛けるカルチュア・コンビニエンス・クラブ(東京都)との業務提携を発表、来年の旧正月時期を目途にアジア最大のポイント経済圏が日台で構築されることが明らかとなった。「HAPPY GO」は台湾で1400万人、「Tポイント」は日本で6000万人の会員を擁しているとも言われており、合わせて会員数7400万人と市場での影響力は極めて大きい。梁総経理によれば、今後、まずは「HAPPY GO」機能付きTカードを台湾で、また「Tポイント」機能付きHAPPY GOカードを日本で発行するところからスタートするとのこと。(2016/10/20)
【 桃園空港行きなど台北西ターミナル発路線、30日から乗降車場所移転 】
台北市公共運輸処は10月20日、台北駅西側のバスターミナルA棟を利用している11路線全ての乗降車場所を、同30日から台北駅周辺の別の場所に移転すると発表した。移転は市が進める台北駅西側の再開発計画に合わせたもので、一部路線はすでに乗降車場所を移転させている。また、主な移転先となっている台北駅東三門と北一門には、約50メートルの長廊下式バス待合所を、またほかの場所にもバス専用停留レーンやチケット売り場も設置する予定とのこと。従来、台北駅付近は市内を走るバスが密集しており、やや混雑していたが、今般の乗降車場所移転で一定程度混雑が緩和することが期待されているところ。(2016/10/21)
【 <台中メトロ>今月末にも車両基地の軌道敷設完了 電車搬入へ 】
建設工事が進む台中メトログリーンライン。台中市政府交通局によると、現在は北屯車両基地内で軌道の敷設作業が実施されており、今月末にも完了する見込み。関連機器や設備などの設置が完了すれば実際に電車を搬入するとしている。台中市中心部を南北に貫く全長16.71キロの路線。本線の工事も順調に進んでおり、交通局では来年中にも高架線を電車が試運転する様子が見られるだろうとしている。交通局の王義川局長は、2020年末の正式開通に向け努力すると意気込んでいる。(2016/10/18)
【 パッションフルーツから醸造 台湾の地酒が欧州で高評価 】
農業委員会農糧署は、南投県埔里鎮農会(農協)で醸造されたパッションフルーツ酒「百里飄香」が今年、ドイツのインターナショナル・スピリッツ・アワードで金賞を獲得したと発表した。台中市霧峰区農会の「初霧純米大吟醸」もベルギーのブリュッセル国際ワインコンクールで金賞に輝いたとしている。農糧署では、醸造の安全や製品品質の向上などのため、造酒を手掛ける団体などへの指導を積極的に行ってきている。「百里飄香」は新鮮なパッションフルーツで作っているだけに、甘味と酸味が絶妙に混ざり合い、ライチやレモン、バナナなどさまざまな果実を思わせる風味が特徴で、特にヨーロッパでは好評を博しているとのこと。(2016/10/18)
【 台湾、東京芸大と現代絵画の展覧会 日台の若手作家13人を紹介 】
日台の若手作家13人の作品を紹介する「台湾・日本 現代絵画の未来と可能性」が、東京芸術大学の美術館で開催されている。同学と台湾の文化部(文化省)との共催で、期間は10月15日からの10日間。両者は芸術文化交流事業として2013年からイベントを共催しており、今年の展覧会では両国の伝統的な絵画表現の独自性などに焦点が当てられているとのこと。同17日に東京芸大で行われた開幕式には、同大学の澤和樹学長や、台北駐日経済文化代表処の謝長廷代表(大使に相当)ら日台の関係者100人余が出席している。(2016/10/18)
【 コンビニで図書館の本受け取り可能に 】
台北市立図書館は10月17日から、コンビニ大手3社の店舗で、インターネットを通じて予約した同図書館の本が受け取れるサービスを開始した。これにより、同図書館の利用カードを所持し、関連登録さえ済ませていれば事実上台北市内では24時間年中どこででも好きな本が借りられることとなる。利用料金はデポジットとして200台湾元(約650円)を支払う他、1回につき50元(約160円)と廉価で、大変利用もし易くなっている。尚、借りられる本は台北市立図書館の計718万冊で、台北市の陳景峻副市長は当サービス導入後に台北市民の読書に対する意識が高まれば、としている。(2016/10/18)
【 長澤まさみ、台湾観光のPRキャラに「日本人が来たら優しくして」 】
女優の長澤まさみが10月17日、日本向けの台湾観光イメージキャラクターに選ばれ、台北市内で開かれた記者会見に出席した。同氏は今回の訪台期間中、台湾各地の人気観光地でPRフィルムを撮影。「CMをきっかけに台湾に遊びに来る日本人が増えれば。日本人が遊びに来たらまた優しくしてください」と呼び掛けた。劉喜臨副局長は同氏の抜擢理由につき、今回の主なターゲットとなる20~35歳の女性に高い人気を誇っている点、台湾ドラマ「ショコラ」(流氓蛋糕店)出演時に約5カ月間台湾に滞在し、台湾を深く理解している点等が決め手になったとしている。 (2016/10/17)
【 くまモンのカフェ、台湾・高雄にもオープン 熊本との密接な関係を象徴 】
熊本県のマスコットキャラクター、くまモンをテーマにしたカフェ「KUMA cafe」が10月19日、南部・高雄市内に正式にオープンした。この日行われたテープカット式には、高雄市の許銘春副市長と熊本県の小野泰輔副知事が参加、両県・市の関係のさらなる緊密化を象徴した。2015年5月に台北市内に出店した同店。高雄への進出は初となる。高雄市によると、同市と熊本県・市は近日中に友好都市提携を結ぶ予定とのこと。尚、2013年に三者は国際交流に関する覚書に調印し、各分野での交流を進めていた。(2016/10/20)
【 サーフィンの国際大会、台湾・台東で開催へ 日本のトップ選手も出場 】
サーフィンの聖地として知られる東部・台東県の金樽で11月23日から国際大会「台湾オープン・オブ・サーフィン」が開催される。10月19日には同県政府が記者会見を開き、国内での参加者募集開始を発表した。同大会はワールド・サーフ・リーグ(WSL)が行うワールドツアーの一環として開かれるもので、今年のWSLジャパンツアーの最終戦も兼ねている。賞金総額は250万台湾元(約820万円)。大会側は日本を代表するプロサーファー、大野修聖らも出場予定だとしている。(2016/10/20)
【 台北2016国際切手展開幕 台湾初開催 体験型の展示などで魅力発信 】
世界各地の郵便切手を紹介する国際切手展「PHILATAIPEI 2016」(台北2016世界郵展)が10月21日、開幕した。台湾で国際切手展が開催されるのは初めてで、世界80の国・地域の郵便事業者らが出展し、貴重なコレクションが一堂に会した。拡張現実(AR)や仮想現実(VR)技術を駆使した展示も行われ、切手の魅力が広く来場者に伝えられた。開幕式に出席した陳副総統はあいさつの中で、同展を通じて台湾の郵便切手の進化を紹介し、世界中にそのデザインの美しさや切手収集の盛り上がり、国際的展示会を開催できる能力を見せつけられればと語っている。(2016/10/21)
【 滋賀の旅客船業者、台湾・南投を訪問 友好協定締結で意見交換 】
琵琶湖で旅客船を運航する琵琶湖汽船(滋賀県大津市)の川戸良幸社長が10月20日、南投県政府を表敬訪問し、11月26日にクルーズ業者などでつくる団体「南投県渡船遊艇商業同業公会」と締結する友好協定などについて同県の洪瑞智秘書長と意見交換を行った。川戸氏は協定締結後、南投県と同県の湖「日月潭」を、より多くの日本人に知ってもらえるよう宣伝したいと強調。洪氏も南投県と大津市にはそれぞれ美しい湖があり、環境などが似ていると指摘。観光や学術分野での交流に期待を示したとのこと。尚、今年8月末には静岡県の浜名湖と友好交流協定を締結している。(2016/10/21)
【 台湾見本市・展覧会情報 ― 2017年台湾ギフト展示会 】
2017年4月26日より4日間、台北世界貿易センターにて2016年台湾ギフト展示会が開催される。中華民國対外貿易発展協会の主催。出展品目は持ち運びに便利で、かつ記念になるギフト一般で、開業100年を超える老舗の商品や、地方の名産・特産、引き出物等。詳しい情報は以下昨年の実施情報及び添付ファイル参照。
HP: http://www.taiwansouvenir.net/en_US/index.html