2018年6月第4週TOPICS

【 台湾の刑法犯認知件数減少 内政部「治安は安定」 】

台湾の2017年の刑法犯認知件数は29万3453件で、2014年以降年々減少していることが内政部(内務省)のまとめで分かった。昨年の犯罪検挙数は27万7506件で、2013年と比べると7.23%増加した。同部は「全体の治安は安定している」と評価した。同部統計処によれば、認知件数は全体的に減少傾向。2014年に飲酒運転や詐欺の増加に伴って刑法犯総数の認知件数が30万6300件まで上昇したが、以降は年々減っている。人口10万人当たりの認知件数(犯罪率)は2013年の1280.66件から、昨年は1245.79件になった。 過去5年でデモの件数が最も多かったのは、2014年の1万4751件。同年11月の統一地方選挙に関連するものが主だった。今年も11月24日に統一地方選挙の投開票が予定されているため、警政署(警察庁に相当)は関連の安全計画を策定し、各県市の警察局に治安維持対策の着実な実施を要請したという。(2018/6/18)

【 米上院、国防権限法案を可決 台湾軍事演習への米軍の参加求める 】

米上院は18日、2019会計年度の国防権限法案を85対10の賛成多数で可決した。上院軍事委員会が先日公表した草案では、台湾の軍事演習への米軍の参加を米国防長官に要請する内容などが盛り込まれた。法案は今後上下院ですり合わせ作業が行われ、一本化法案が両院それぞれで可決された後、トランプ大統領の署名を待って成立する。上院軍事委員会が今月5日付で公表した草案によれば、1243条に台湾に関連する内容が記された。米台の実務関係のあり方を定める「台湾関係法」と台湾への武器供与に終了期間を設けないことなどを公約した「6つの保証」が米台関係の拠り所だと明記され、米国は防衛と安全保障において台湾との連携を強化し、台湾が十分な自衛能力を維持できるよう必要とされる防衛力の発展を支持するべきだとの立場が示された。また、国防長官は台湾との安全保障面での交流に関する政策を促進すべきだとし、具体的な内容として、台湾が中国大陸軍の侵攻を想定して年に1度行う定例訓練「漢光演習」などへの米軍の参加や米軍訓練への台湾の参加、米軍病院船の台湾寄航支援の検討などが提案された。(2018/6/19)

【 頼行政院長もお見舞いのメッセージ「心を尽くしたい」 大阪北部地震 】

18日朝に大阪府北部を中心に震度6弱を観測する地震が発生したのを受け、頼清徳行政院長(首相)は同日夜、フェイスブックで、「台湾は心遣いを示すだけでなく、喜んで心を尽くします」とつづり、「大阪がんばれ」とエールを送った。台南市長をかつて務めた頼氏は、台南と大阪間で直行便が運航されていることに触れ、両府市には密接な交流と深い友情があると言及。2016年に台南で地震が発生した際には、大阪や日本各界から寄付金での支援や励ましなどをもらい、「われわれは感激しました」と改めて感謝を示した。続けて「台湾と日本は地震帯に位置し、過去の災害時にはいつも互いに救いの手を差し伸べ、温もりある援助と心遣いをしてきました」と振り返り、支援の意思を示した上で、「私も大阪が早く難関を乗り越え、都市の情熱と活力を取り戻せるよう願っています」と励ましの言葉をかけた。総統府と行政院(内閣)もすでに日本側に哀悼の意とお見舞いを表明した。行政院の徐国勇報道官は、民間の救助隊はいつでも出動できる状態だとし、政府として日本側が必要とする支援を提供する用意があると述べた。(2018/6/19)

【 安倍首相が繁体字でツイート 蔡総統のお見舞いメッセージに感謝 】

蔡英文総統は18日、大阪府北部を震源とする地震が発生したのを受け、短文投稿サイト「ツイッター」に日本語のお見舞いメッセージを投稿した。安倍晋三首相は20日、この投稿を引用しながら、中国語繁体字で「心温まるお見舞いの言葉、ありがとうございます。古くからの友人である台湾の皆さんから、本当にたくさんの応援メッセージをいただいていることにも、感謝したいと思います」と返事を寄せた。蔡総統は18日、「日本の近畿地方で発生した地震で被害に遭われた日本国民の皆様に謹んでお見舞い申し上げます」とつづり、被災地の早期復旧などを祈るとともに、必要な支援を行う用意をしていることを発信した。安倍首相の20日の投稿では、台湾について「まさかの時の友は真の友」とし、「これからも、困難な時に助け合える関係を続けていくことを希望します」と双方の友好関係の維持に期待を寄せた。(2018/6/20)

【 李登輝元総統、22日から沖縄訪問 台湾出身戦没者の追悼などで 】

李登輝元総統が22~25日の日程で沖縄を訪問した。李氏の訪日は2000年の総統退任後9回目で、今回は日本台湾平和基金会(那覇市)と日本李登輝友の会(東京都)の招聘により実現した。23日に両会共催の晩餐会に出席するほか、24日には1945年の沖縄戦で日本兵として戦い犠牲となった台湾出身者の慰霊顕彰祭や、李氏が自ら「為國作見證」と揮毫した記念碑の除幕式などに参列する。日本台湾平和基金会によると、第2次世界大戦では約3万人の台湾出身者が戦没したとされるものの、身元が確認され、糸満市の記念碑「平和の礎」に名前が刻まれているのはわずか34人。このため2016年には別途、台湾出身戦没者慰霊碑「台湾之塔」が建立された。李登輝事務所の王燕軍主任は、95歳という李氏の年齢と健康状態を考慮し、医師と看護師が各1人、沖縄に同行すると説明している。(2018/6/21)

【 米下院議員、台湾との国交回復求める決議案提出 】

米共和党のダナ・ローラバッカー下院議員は20日、台湾との国交回復などを米政府に提言する決議案を提出した。決議案では、米国の「一つの中国」政策には欠陥があるとし、これに代わって現状に合った「一中一台(一つの中国、一つの台湾)」政策をとるべきだと指摘した上で、台湾を主権独立国家と認めるよう呼び掛けている。決議案では、台湾が北京当局による統治をこれまで一度も受けていないことや中国共産党が台湾の国際組織への参加を妨害し続けていることに言及。米国がとっている「一つの中国」政策は時代遅れであり、台湾が半世紀以上にもわたって独立主権国家として存在しているという事実を反映していないと指摘した。台湾との国交正常化のほか、台湾の国連機関への参加などを積極的に支持するよう米政府に求める内容なども盛り込まれた。外交部(外務省)の陳慧蓁・北米司副司長は21日、同部定例報道説明会に出席し、同決議案について駐米代表処(大使館に相当)を通じて今後の動向を注視するとの考えを示した。政府は今後も米国の議会や行政機関と連携を図り、台米関係の強化を進めていくと語った。(2018/6/22)

【 「世界で最も美しい教科書」展 日本の教科書を参考に台湾の教育再考 】

日本と台湾の教科書計150冊以上を展示する展覧会「世界最美的教科書展」が15日から台北市の松山文創園区内で開催されている。主催者は、日本の教科書を参考に、台湾の教育のより多様な可能性を切り開きたいとしている。キュレーターの周育如さんは、今年日本の公的機関や学校を訪問した際、日本の教科書のレイアウトには一貫性と美しさがあり、生活に関連するように内容が構成されていることに気付いた。学習すると同時に共感を生み、幼少期から国際的視野を身につけられるだけでなく、大人になっても生活知識の指南書として活用できると周さんは指摘する。周さんは、日本の教科書が幼稚園時代から防災の知識を注ぎ込んでいる点にも着目。災害時の身の守り方の指導や防災訓練などを通じ、危険な時に最も正しい選択を子供自身ができるようにしていると説明した。日本の教科書をモデルにすることを始まりに、今後はより多くの国の教科書を観察、研究し、台湾の教科書により多くの可能性を与えたいと周さんは意気込んでいる。(2018/6/22)

【 妻夫木聡「魅惑的な台湾に恋した」 豊川悦司と台北、花蓮で映画撮影 】

台日合作映画「パラダイス・ネクスト」(亡命之途)のクランクイン会見が22日、台北市内で開かれ、主要キャストの妻夫木聡や豊川悦司らが出席した。妻夫木は初めて来た時から台湾を「色っぽい街」だと思っていたと明かし、「魅惑的な台湾に恋をしてしまっている自分がいる。今回は恋を成就させられるようにがんばります」と意気込んだ。妻夫木の訪台は4度目。かつて侯監督の「黒衣の刺客」(刺客聶隠娘)で台湾での撮影を経験しているが、「全編を台湾で撮影するのは夢だった」と語り、「すごくうれしいし、感慨深い気持ち」と笑顔を見せた。2010年以来8年ぶりに台湾を訪れた豊川は、台湾は「すごく大好きな国」と話す。「台湾の素晴らしさと懐の深さをたっぷり味わいたい」と約1カ月にわたる滞在に期待をのぞかせた。同作は、各方面の勢力に追われる日本人の罪人2人がたどり着いた先の台湾で出会い、真夏の美しい海が広がる地域で罪を償う旅を繰り広げるというストーリー。撮影は台北や東部・花蓮県鳳林などで行われ、作品には台湾の山や海の風景が多く登場するという。2019年公開予定。(2018/6/22)

【 台南市のマンゴー祭り開幕 富士宮市長らが出席 友好関係深める 】

台南産マンゴーをPRする「台南国際マンゴーフェスティバル」が23日、走馬瀬農場(台南市大内区)で開幕した。開幕式には、昨年6月に同市と友好交流協定を結んだ静岡県富士宮市から須藤秀忠市長らの一行8人が出席し、李孟諺台南市代理市長とともにマンゴーを使った料理やかき氷を味わうなどして親交を深めた。李代理市長は昼食会で、昨年須藤市長が台南のマンゴー園に植えた両市の友情を象徴するマンゴーの木に今年実がついたことを紹介。両市の友好交流が花開いた結果だと話し、今後の交流がより密接になり、友情が長く続くよう願った。昼食会では、富士宮市の特産品のブランドニジマス「紅富士」が振る舞われた。須藤市長は、富士宮市のニジマスと台南市のマンゴーを皮切りに、より多くの農産物で交流できればと述べ、様々な分野での交流推進に意欲を示した。マンゴーフェスティバルは来月21日までの週末、市内主要産地の大内、玉井、楠西、左鎮、南化で順番に開催される。(2018/6/24)

【 事故死した息子の願い叶える 日本人男性、太魯閣の自転車大会に出席 】

東部・花蓮県の落石事故で息子の寛之さん(当時35歳)を亡くした日本人男性、白井良一さん(68)が24日、寛之さんが昨年出場予定だった自転車大会「太魯閣国際ヒルクライム」に参加した。車でコースをたどった白井さんは、標高3275メートルの最高地点で寛之さんのゼッケンと遺影と共に記念撮影をし、寛之さんが達成できなかった願いを叶えた。寛之さんは昨年9月、同大会出場のために訪台。試合前にコースを試走していたところ落石に見舞われ、帰らぬ人となった。大会は事故発生を受け、中止になった。良一さんはこの日、寛之さんが付けるはずだった221番のゼッケンと遺影を手にスタート地点を訪れ、あいさつをした。息子の事故によって昨年の大会が中止になったことを申し訳なく思う心情を明かした上で、「寛之は美しく愛がいっぱいの台湾が大好きでした」と話し、「(息子は)空の上からみなさんを応援しています」と出場者にエールを送った。良一さんは、寛之さんの遺品であるカメラで出場者が自転車に乗る姿を収めたほか、日本人選手と写真撮影をした。絶えず笑みを浮かべ、自分の子供のように選手たちを気遣う良一さんの姿に「感動で涙が出た」と参加者の男性は語った。(2018/6/24)

【 台湾見本市・展覧会情報 ― SEMICON Taiwan 2018 】

2018年9月5日より3日間、台北市の台北南港展覧館一館にてSEMICON Taiwan 2018が開催される。SEMI Taiwanの主催。出展品目は半導体関連:自動光学計測、化合物半導体、レーザー、化学機械研磨技術等。詳しい情報は以下公式ウェブサイト参照。
HP :   http://www.semicontaiwan.org/zh/