2018年7月第2週TOPICS

【 台日地方議員、高雄で初の交流サミット 協力強化を確認 】

南部・高雄市で7日、台湾と日本の地方議員の交流強化を図るサミットが開催された。台湾側は22県市議会から約120人が、日本からは約40議会から約300人が参加した。北海道議会、札幌市議会、釧路市議会の議員らも出席。双方は交流協定書に調印し、台日交流の歴史に新たなページを刻んだ。同サミットは2015年に金沢市で初会合が開かれ、これまで和歌山市、熊本市で行われているが、台湾での開催は今回が初めて。規模は過去最大だという。あいさつに立った頼清徳行首相は日台の友好関係の深化に期待を寄せるとともに、双方の経済活性化を促すためにも、TPP11(CPTPP)への台湾の参加を支持するよう日本側に呼び掛けた。一方、謝長廷駐日大使は、台湾と日本が災害発生時に互いに関心を寄せ合い、助け合ってきたことに言及。このような「善意のサイクル」は世界の手本になり得るものでアジア、さらには世界へと広がってほしいと語った。(2018/7/8)

【 日本各地で記録的豪雨 台湾の蔡総統、頼首相がお見舞い投稿 】

西日本を中心とした豪雨の被害が相次いでいるのを受け、台湾の蔡英文総統は7日夜、日本語でツイッターに投稿。被災者に慰問の意を示すとともに、支援を行う用意があることを伝えた。蔡総統は「被害に遭われた方々の回復と被災地の早期復旧をお祈り申し上げます」とつづったほか、「台湾でも豪雨被害は頻発しており、我々もその被害の深刻さを身をもって経験しています」とも記した。最後は「台湾は日本が必要とするあらゆる支援を行う用意があります」と結んだ。また、頼清徳行政院長(首相)も8日午前、自身のフェイスブックに「救助活動が順調に進み、被害が最小限に収まるよう、日本のために心から祈る」と記した。(2018/7/8)

【 台湾中部・南投産の「もち米ライチ」豊作 県長が出来栄えに太鼓判 】

中部・南投県集集で先月30日~7月1日、地元産フルーツの販促イベントが行われた。同地はドラゴンフルーツやパイナップルなど果物の生産が盛ん。地元農会(農協)の李祟慶総幹事は30日、今はもち米ライチのベストシーズンだと述べ、ぜひ現地で採れたてを賞味してほしいとアピール。会場に駆けつけた林明溱県長も、今年は気候に恵まれ豊作で特別においしいと太鼓判を押し、観光を兼ねて優れた特産品を味わってほしいと呼び掛けた。もち米ライチは、6月下旬~8月中旬にかけて収穫される品種で、鮮明な赤の果皮と、種の小ささが特徴。大きさは玉荷包ライチより若干小ぶりだが、モチモチした食感やほどよい甘みと酸味が楽しめる。林県長によると、同県は県産農作物のマーケティングに力を注いでおり、毎年地元の農会と共同で各種の品評会を開催、生産技術やブランド力の向上を目指している。李総幹事は、今年集集鎮農会が主催した全県ライチ品評会には、県内の生産地から約50件の応募があったと紹介。今年はいずれも高品質で、順位にかかわらずどれも素晴らしいと絶賛した。(2018/7/2)

【 「対面すれば会話進む」=大陸委、蔡英文総統と習近平氏の会談に意欲 】

台湾の対中国大陸政策を担当する大陸委員会のトップ、陳明通主任委員(閣僚)は2日、蔡英文総統と中国大陸の習近平氏の二者会談実現に向けて同委は努力を続けていると報道陣に語り、双方は政治的な前提を設けずに対話するべきで、「対面すれば会話も進む」と強調した。蔡英文総統は先月25日、AFP通信の単独インタビューで、習氏との会談実現に意欲を示していた。陳氏は、「遠くで妄想を膨らませるのは現実味がなく、誤った判断につながりやすい」とした上で、蔡総統が望む対話こそが両岸(台湾と中国大陸)の隔たりを解消する正しい道だとの見方を示した。また、中国大陸は近日、世界の航空会社に対し「台湾」の表記を「中国台湾」に変更するよう求めるなど、「シャープパワー」と名付けられた強引な行動で国際社会に圧力をかけていると批判。市場の大きさを盾に企業に介入するのはあってはならないことだと述べ、国際社会が団結し、中国大陸に自制を促すことを希望した。(2018/7/2)

【 台湾新幹線、5億人目の利用者に1年間のフリーパス贈呈へ 】

台湾高速鉄道(高鉄、新幹線)が2日、開業以来の累計利用客数が今月下旬にも5億人を突破する見込みだと発表した。同社は記念キャンペーンとして、5億人目の乗車券購入者に、自由席が1年間区間を問わず乗り放題になるフリーパスをプレゼントする。ほかにも前後賞や特別賞などが用意されているとして、同社は近日利用する予定のある人々に、使用済み切符を捨てないよう呼び掛けている。5億人目の前後各2人には、前後賞として、ビジネス車両乗車券と宿泊などがセットになったパッケージ旅行「高鉄仮期」にペアで招待される。商品の中から、好きな目的地を自由に選べるという。特別賞は4億9900万人目から数えて10万人目ごとの計10人に贈呈。各人にビジネス車両の無料乗車券4枚が贈られる。当選した乗車券番号は、同社のウェブサイトで毎日公表、更新される。同社の統計によると、2007年1月5日の開業から今月1日までに販売した乗車券は累計4億9645万枚余りに上る。(2018/7/2)

【 マンゴーかき氷のギネス記録に挑戦へ 1500キロ完食目指す 】

重さ1500キロの世界最大のマンゴーかき氷でギネス世界記録に挑戦するイベントが8日、マンゴーの産地として知られる台南市玉井で開かれる。食材を無駄にしないという認定条件を満たすため、当日は市民の参加を募り、完食を目指す。ギネス記録を通じ、「マンゴーの故郷」としての玉井のブランドを世界に発信する。シラヤ(西拉雅)国家風景区が玉井のかき氷店やドライフルーツ店ら10軒余りと協力して実施する。今回の挑戦で使用するのは、アップルマンゴー(愛文)3333個。10人余りの農家がマンゴーの皮むきやカットを担当する。かき氷の部分は、10人余りのプロがかき氷機15台を使って製作する。アップルマンゴーは1954年に米国から台湾に持ち込まれ、玉井など11の地域で試験栽培が行われた。玉井では、農家の鄭罕池さんが数年の努力の末に栽培に成功し、栽培の知識を伝えるなど普及に尽力したことから、玉井は「マンゴーの故郷」と呼ばれるようになった。(2018/7/4)

【 建設凍結中の第4原発、核燃料を搬出 38年間の論争に終止符 】

台湾電力は4日未明、建設凍結中の台湾第4原子力発電所(新北市貢寮区)から燃料棒を搬出した。製造元の米国に輸送されるとみられる。核燃料の搬出により第4原発は今後、稼働されないことが確定し、38年間にわたって交わされてきた稼働の賛否をめぐる論争に終止符が打たれることになった。第4原発は1980年に建設計画が持ち上がって以来、安全性などが長年問題視されていた。2011年の東京電力福島第1原発事故を機に台湾では反原発の声が高まり、建設中止や廃止を求めるデモが相次いだ。これらを受け、馬英九総統(当時)は2014年4月、第4原発の建設凍結を発表。2015年7月から正式に凍結された。2016年5月に発足した蔡英文政権は脱原発を積極的に推進。昨年1月、2025年までに原発の運転を完全に停止する条文を盛り込んだ法案が立法院(国会)で可決された。今年3月、台湾電力は第4原発の燃料棒1744本を米国へ輸送する計画を発表。2020年末までに8回に分けて輸送し、解体、保存を行う方針が示された。燃料棒を載せた貨物船は4日午前、基隆港を出港した。(2018/7/4)

【 トム・リン監督の新作に阿部寛参加 マレーシアでクランクイン 】

台湾の映画監督、トム・リン(林書宇)監督の新作「夕霧花園」に俳優の阿部寛が出演することが4日までに分かった。マレーシア出身の女優、リー・シンジエ(李心潔)と共演する。同作はすでにマレーシアでクランクインしており、来年公開予定。同作は、マレーシア出身の作家、Tan Twan Engの小説「The Garden of Evening Mists」を映画化。同書は2012年、英文学賞ブッカー賞の最終候補作に選ばれた。原作では第2次世界大戦後のマレーシアを舞台に、旧日本軍の捕虜だった女性と日本人庭師の男性の交流を描く。阿部は日本人庭師を演じる。映画はケーブルテレビ放送局、HBOアジアやマレーシア国立映画開発公社(FINAS)などによって共同製作される。(2018/7/5)

【 台湾・高雄でビール&ロックフェス ミュンヘンから本場の味も 】

南部・高雄市で6~8日の3日間、ビールと音楽を楽しむ大型野外イベント「高雄ビール・ロック・フェスティバル」が開催された。同地のグルメを世界にPRすることを目指して始められた海外との“おつまみ交流”では、オクトーバーフェストの本場、ミュンヘンの居酒屋が出展し、ソーセージや豚足のグリルなどドイツの味でイベントを盛り上げた。会場でおつまみ料理を提供する店舗は毎年、コンテストを経て厳選される。今年は147業者が参加し、インターネット投票、審査員の評価などを経て、飲食店2軒と屋台8軒が選出された。海外とのおつまみ交流は3年前から始まったもので、これまでに香港、沖縄、マレーシアでコンテストが行われ、上位者がイベントに招かれた。欧州が交流先に選ばれたのは初めて。イベントでは国内外16ブランドのビールが楽しめるほか、人気アーティストによるライブパフォーマンスも行われた。(2018/7/5)

【 地域別で日本が最高=17年訪台外国人1人当たり消費額、1日2万円強 】

2017年の訪台外国人客1人当たりの1日の平均消費額は、日本人が214ドル(約2万3700円)で主要市場7地域中最も高かった。前年比11.34%減。交通部(交通省)観光局が4日までに公表した訪台外国人客の消費動向調査で分かった。同年の観光による外貨収入は123億1500万ドル(約1兆3600億円)だった。同局によれば、昨年の訪台外国人数は過去最高の延べ1074万人を記録。観光による外貨収入は前年より7.92%減少したが、過去5番目に高い水準だった。調査で主要な市場とされた7地域は、日本、中国大陸、香港・マカオ、韓国、東南アジアなど18カ国、米国、欧州。1人当たりの1日の消費額では、日本の次に韓国195ドル(約2万1500円)、中国大陸184ドル(約2万400円)が続いた。日本人の1人当たりの1日の消費額を費目別にみると、最も高かったのは宿泊料金で102ドル(約1万1300円)。その次に高かったのは買い物代の41ドル(約4500円)だった。調査は昨年1月1日から12月31日に台湾を訪問した外国人(中国大陸を含む)を対象に実施。台湾各地の空港で出国する人にインタビュー形式で行い、7320人から有効回答を得た。(2018/7/5)

【 台北の24時間書店で手塚治虫生誕90周年記念展 】

24時間営業で知られる台北市内の誠品書店敦南店で13日、手塚治虫生誕90周年記念展「漫画之神-手塚治虫」が始まる。絵コンテ約200枚などの展示のほか、現在流通する関連書籍を取りそろえた「手塚治虫書店」も登場し、昼夜を問わず手塚ワールドに浸ることができる。14日には手塚治虫の息子で映画監督の手塚眞氏の講演も予定されている。同展は、手塚プロダクション(東京都)が、手塚が生まれて90年に当たる2018年11月3日をはさんだ前後1年の期間に展開する記念事業の一環。誠品書店とのコラボレーションにより台湾での開催が実現した。記念展は9月2日まで開催される。(2018/7/6)

【 高雄市議会と山梨県議会、友好交流の覚書締結 】

高雄市議会と山梨県議会は6日、同市議会で友好交流の覚書を結んだ。許立明代理市長は、両都市は今年3月にも観光分野の交流に関する覚書を交わしたと言及。市産ナツメが2月から日本向けに輸出されており、5月には高雄のイベントに山梨県の人員を招くなどの交流が行われているとした上で、今回の覚書締結で双方がより近しい間柄になると喜んだ。高雄市議会はこれまでに横浜市、大阪府、熊本市、和歌山市の議会と同様の覚書を交わしている。康裕成議長は、台日の議会交流がますます盛んになっていると述べ、山梨県議会との交流を通じて両地の距離感を縮めたいと意気込みを語った。山梨県議会の白壁賢一議長は中国語と台湾語のあいさつを披露。両地は果物の生産が盛んなことなど共通点が多いと述べ、今後、両議会が各自の影響力を生かして双方の交流強化を促進したいと期待を示した。(2018/7/7)

【 少年野球・台湾、日本に圧勝 世界大会へ 】

野球のポニーリーグ・ブロンコの部(11~12歳)のアジア太平洋地域選手権は6日、宮崎県内で決勝が行われ、台湾が日本を17-0で破って2年ぶり17回目の優勝を果たした。来月初めには米カリフォルニア州で開かれる世界選手権に出場する。今大会には台湾、韓国、フィリピン、香港、日本、中国大陸、ベトナム、インドネシアの8カ国が参加。台湾の代表チームは南部・高雄市の中正小学校の児童が主体で、5戦全勝だった。ポニーリーグ関連の大会のうち、台湾は先月下旬、沖縄県内で開催されたポニーの部(13~14歳)のアジア太平洋地域選手権も制している。(2018/7/7)

【 台湾見本市・展覧会情報 ― 2018年高雄国際食品見本市 】

2018年10月25日より4日間、高雄市の高雄展示ホールにて2018年高雄国際食品見本市が開催される。中華民国経済部国際貿易部の主催、中華民国対外貿易発展協会実行、高雄市政府海洋局後援。出展品目は青果、生鮮農産食品、水産食品、冷凍調理食品、肉類及び乳製品、オーガニック食品、ベジタリアンフード、調味料等。詳しい情報は以下公式ウェブサイト参照。
HP :   https://www.foodkh.com.tw/ja_JP/index.html