【 蔡総統、自民党総裁3選の安倍首相を祝福 日本語でツイート 】
蔡英文総統は20日、自民党総裁選で3選を果たし続投を決めた安倍晋三首相への祝意を表明した。短文投稿サイト「ツイッター」に祝福コメントを記した。全文は以下の通り。本日行われた日本の自民党総裁選で、安倍首相が再選されたとの知らせを受けました。安倍首相、おめでとうございます。安倍首相の安定した政権運営によって、日本がさらに繁栄し、台日関係がより一層発展するよう願っています。(2018/9/20)
【 外交部、ローマ法王庁との友好アピール 中国とバチカンの歩み寄り受け 】
バチカンが22日、国交のない中国と司教任命問題について暫定合意に達したことで、双方の関係正常化につながる可能性が指摘されている。バチカンは、台湾と外交関係を結ぶ17カ国のうち唯一の、欧州における「国交国」。外交部は同日、「76年目に入った台湾との外交関係に影響しない」とする報道文を発表し、引き続き人道援助や文化教育、環境保護、宗教の自由など多分野で協力を強化していく姿勢を強調。来月14日にバチカンで行われる福者パウロ6世教皇らの列聖式にも代表団を派遣するとして友好関係をアピールした。バチカンと中国は1951年に断交し、司教の任命権を巡って長年対立してきたが、フランシスコ法王は2013年3月の就任以来、中国との関係改善の道を探っていた。李世明・駐バチカン大使は、暫定合意の最大の意義は、中共が初めてローマ法王の地位を認め、従来堅持してきた「国外勢力に内政干渉させない」主張を打破したことにあると述べた。また、中共が今回見せた柔軟性は歴史修正主義の勝利だとし、両岸問題についても、事実と異なる「一つの中国」を柔軟に修正し、理性的かつ良性の対話を再開してこそ地域と世界の平和、安定につながるとの見方を示した。中国とバチカンの歩み寄りについては、国交正常化のための「大石を取り除いた」とする意見がある一方、ローマ法王が持つ司教任命の最終決定権の解釈をめぐる対立などがあり、真の合意を妨げる「水面下の石」は依然多いとする見解も出されている。(2018/9/23)
【 函館市の片岡格副市長、台湾で安全PR 】
地震の影響で北海道旅行に二の足を踏む台湾人観光客を呼び戻そうと、函館市の片岡格副市長が19日から台湾を訪れ、函館観光の安全をアピールした。片岡氏は、市内の交通や観光施設は平常通りで、電力の復旧に伴って函館山の夜景も復活したと述べ、「観光は問題ない」とアピール。22日までの滞在中、旅行代理店や航空会社などを訪れて安全をPRし、来訪を呼び掛けた。片岡氏によると、昨年同市を訪れた外国人観光客は約50万人で、このうち台湾人は半数以上の約28万人。地震がなければ、今年はさらなる増加が期待されていたという。今回の訪問で台湾の人々に函館の現状を伝えたいと意気込んだ。同市は、市内で働く台湾人女性が中国語で「函館は大丈夫、ぜひ遊びに来てください」と呼び掛ける台湾向けのPR動画も制作し、インターネットで公開している。(2018/9/22)
【 書店街でいわさきちひろ展 生誕100年を記念、台湾の作家や画家とコラボ 】
絵本画家、いわさきちひろの生誕100年を記念する特別展が台北市内の地下書店街で15日から開催されている。淡い色彩と柔らかなタッチで描かれたちひろ作品の数々が64メートルにわたって書店街の壁やショーウィンドーを彩る。台湾の作家や挿絵画家とコラボレーションした作品も展示されている。台湾では、黒柳徹子さんの自伝的小説「窓ぎわのトットちゃん」の挿絵で知られるいわさきちひろ。同展は、台湾の書店大手、誠品書店を展開する誠品(台北市)が企画した。昨年オープンした台湾最長の地下書店街「誠品R79」を会場とし、同社による絵本関連の展示会としては過去最大の規模だという。壁一面を覆う大型パネルに映し出された作品もあり、足を止めて見入る通行人の姿が見られた。同展開催に合わせ、ちひろの長男で「ちひろ美術館」創設者の松本猛さんが訪台。松本さんは、展示会場が予想より大きかったことに驚きを示した。作品を見た人たちが、子供の頃を思い出してくれればと期待を寄せた。(2018/9/18)
【 台湾の介護事業関係者10人が研修生として訪日へ 知識や技術磨く 】
台湾で介護事業に従事する10人が24日から研修生として訪日し、長野県の佐久大学で2カ月間、日本の介護・福祉政策について学び、現場のノウハウや介護技術に磨きをかける。衛生福利部(保健省)が日本の対台湾窓口機関、日本台湾交流協会と推進する介護分野の人材育成プロジェクトの一環として、今年初めて実施される。17日、台北市内で壮行会があり、同協会台北事務所の沼田幹夫代表(大使に相当)が、日本と同様、高齢化問題に直面する台湾では介護人材の育成が重要な課題だとした上で、日本で学んだ知識を生かして日台の架け橋になってほしいと研修生にエールを送った。衛生福利部の呂宝静政務次長は、日本の長期介護制度には学ぶべきところが多いと述べ、同プロジェクトが台湾の介護事業の発展を後押しすることに期待を示した。10人の研修生は台湾の各自治体による推薦を受けた経験者から選び出された。このうちの一人で、南部・屏東県の介護施設に9年間勤務していたという羅竣傑さんは、「日本で専門知識を学べるのが楽しみ。研修で得たものを台湾の仲間と分かち合いたい」と意気込みを語った。(2018/9/18)
【 日本市場を視野に 苗栗県政府訪日 軽井沢などを視察 】
日本人観光客を呼び込もうと中部・苗栗県の政府関係者などからなる訪問団が16日から5日間の日程で日本を訪問した。同県政府文化観光局によれば、長野県の団体などと協力して観光促進を図る方針。早ければ来年5月のアブラギリの季節に苗栗県で開かれる合同結婚式に軽井沢のカップルが招待されるという。一行は17日、長野県・軽井沢観光協会やしなの鉄道、エルツおもちゃ博物館などを視察。この日、三義木彫博物館(苗栗県三義郷)とエルツおもちゃ博物館が、苗栗県の「旧山線レールバイク」の運営会社としなの鉄道が、それぞれ文化観光連携に関する協議書に調印した。旧山線レールバイクは台湾で初めて導入され、先月試験運行が始まっている。苗栗県の三義郷は地域の自然環境や伝統文化の保全と活用を目指す国際的な連携組織、チッタスロー(スローシティー)協会に2016年に加入しており、ゆったりとした雰囲気が味わえる。訪日団はスローシティーやレールバイク体験スポットとしての苗栗県の魅力をアピールし、来訪を呼びかけた。(2018/9/19)
【 遠東航空の親善大使に日本人起用 台湾と新潟の魅力を伝える 】
今年11月に台北(桃園)-新潟線の就航から2周年を迎えるファーイースタン(遠東)航空。双方の観光促進のため、同社は19日、新潟県で活躍するフリーアナウンサーの白岩ましろさんとお笑いコンビ「ヤングキャベツ」の中静祐介さんを「新潟/台湾親善大使」に任命すると発表した。2人はそれぞれ意気込みをツイッターに投稿。中静さんは、「微力ながら新潟と台湾の魅力を伝えるために頑張ります!」とつづり、白岩さんは、「台湾も新潟も本当にいいところ!」とアピールした。遠東航空は、2人は地元での知名度が高いほか、ユーモアがあり、親しまれやすいことから、双方の観光促進に寄与するだろうと期待を寄せている。桃園-新潟線は2016年11月4日に運航開始し、毎週月曜と金曜の週2往復。就航から現在までの累計利用者数は約2万6000人で、そのうち約1万8000人が台湾人客だという。(2018/9/19)
【 震災時の支援に感謝 日本の技術チームが台湾で道路の健康診断 】
日本の技術チームが19日から、南部・高雄市で路面下の空洞調査を自主的に行っている。高雄市道路挖掘管理センターの林建良主任によると、東日本大震災や2016年の熊本地震などに対する台湾の支援に感謝したいと、今年5月に調査の申し入れがあったという。調査では高解像度センサーを搭載した探査車が、同市が指定した約75キロの道路を走行し、地下にある直径30センチ以上の空洞や埋設配管の曲がり・重なりなどを見つけ出して劣化箇所の診断カルテを作成する。林主任は、データを基に道路の補修を行っていきたいとしている。高雄市内での調査日程は9月19、20日、10月1日の計3日間。終了後は北部・台北市、東部・花蓮県でも実施される予定。(2018/9/21)
【 ツーリズムEXPOジャパンに台湾ブース 魅力アピール、訪台呼び掛け 】
東京ビッグサイトで20日から開催されている旅行・観光の大規模イベント「ツーリズムEXPOジャパン2018」に台湾がブースを出展している。台湾の多彩な色を伝える「Meet Colors!台湾」をテーマに、政府機関や地方自治体、旅行業者など100余りの団体が多様な魅力を紹介。訪台日本人増加を狙う。交通部(交通省)の統計によれば、2017年に日本を訪れた台湾人は約462万人に上ったのに対し、訪台日本人はその半分以下の約190万人。交通部観光局や台湾観光協会などは交流人口の不均衡解消を目指し、旅行業者ら200人からなる代表団を率いて訪日。東京都内で複数のイベントに参加し、台湾をPRする。ツーリズムEXPOジャパン初日の20日、観光局の周永暉局長、台湾観光協会の葉菊蘭会長、謝長廷駐日代表(大使に相当)と共に、香川県の浜田恵造知事が台湾ブースを視察。中部・雲林県で盛んな伝統的人形劇、ポテヒ(布袋戯)の操作体験や台湾茶、東方美人の試飲などを楽しんだ。(2018/9/21)
【 多様な台湾文化を伝えるイベント開幕 上野公園に「台湾駅」出現 】
音楽やデザインなどで多様な台湾文化を紹介するイベント「Taiwan Plus 2018 文化台湾」が22日・23日、東京都内の上野恩賜公園で開催された。会場にはプラットホームをイメージした仮設ステージ「台湾駅」が設けられ、風景写真ポスターなどで濃厚な台湾テイストをアピール。道行く人々の目を引き付けた。開幕式では、台北駐日経済文化代表処の謝長廷代表(大使に相当)が、台湾と日本は非常に親しく、困難があれば助け合う「本当の友人」だと強調。「真のの友なら互いを理解し合うべき」と述べ、イベントでは台湾の一般的なイメージであるグルメにとどまらない、新世代を代表する50ブランドが紹介されると説明。展示を通じて友好がさらに深まればと語った。台湾観光協会の葉菊蘭会長は、昨年日本を訪れた台湾人が462万人であるのに対し、台湾を旅行した日本人は190万人にとどまったと述べ、今年はぜひ年末までにその数を200万人以上に押し上げたいと意気込んだ。また、イベントを通じて台湾の豊かな文化を日本の若い世代に知ってもらい、台湾を訪れるきっかけになればと期待を寄せた。同イベントには、台湾の各地域や民族を代表するミュージシャンが出演するほか、台湾カルチャーを代表するブランドやご当地グルメを楽しめるキッチンカーなどが多数出店する。(2018/9/22)
【 「唐奨」バイオ医薬賞受賞者、がん治療の将来に自信 】
東洋のノーベル賞を目指して設立された「唐奨」でバイオ医薬賞を受賞した米ソーク生物学研究所のトニー・ハンター氏、米オレゴン健康科学大学のブライアン・ドラッカー氏、米テキサス州立大学MDアンダーソンがんセンターのジョン・メンデルゾーン氏が22日、台北市内で講演した。がん治療への貢献が評価された3氏。ハンター氏は、発がん遺伝子Srcがチロシンキナーゼであることを発見した人物であり、がん細胞の増殖を抑制する分子標的薬「チロシンキナーゼ阻害薬」研究の第一人者。ドラッカー氏は、白血病細胞の増殖を止める分子標的薬「グリベック」を、メンデルゾーン氏は、上皮成長因子受容体(EGFR)の働きを阻害する抗がん剤「セツキシマブ」をそれぞれ開発した。ドラッカー氏は、100年前には肺炎や胃腸炎などの感染症が不治の病と言われていたと述べ、「原因を探し出せれば治療法が見つかる」と強調。がんも今後100年で新薬や新しい治療法が生まれ、慢性疾患として予防医療や早期治療などが普及し、多くの命が救われるとの見方を示した。(2018/9/22)
【 台湾見本市・展覧会情報 ― 2018台湾国際果実・野菜見本市 】
2018年11月21日より3日間、高雄市高雄展示ホールにて2018台湾国際果実・野菜見本市が開催される。貿有展覽有限公司主催。出展品目は生鮮フルーツ・野菜、食用花・ハーブ、穀類・ナッツ、加工設備等。詳しい情報は以下公式ウェブサイト参照。
HP : http://www.taiwanagriweek.com/