【 COP24、複数の国交締結国が台湾支持 代表団派遣、ソフトパワーアピール 】
国連気候変動枠組み条約第24回締約国会議(COP24)に合わせてポーランドを訪問していた環境保護署の蔡鴻徳代理署長(環境相の臨時代理)は18日、帰国記者会見に出席した。台湾と国交を結ぶ9カ国が会議で台湾に対する支持を表明したほか、国交樹立国15カ国が台湾を排除すべきでないと訴える書簡を提出したと報告した。台湾は昨年、中国の圧力により入場を拒まれた。蔡氏は今回、会議への出席にこだわらないとし、関連省庁の職員や気象専門家など約60人から成る訪問団を率いて現地入り。国交樹立国や交流がある国などと38会談を行ったほか、ツバルの首相や複数国の環境相と面会したという。会議で台湾支持を表明した9カ国は、キリバス、ナウル、エスワティニ、ツバル、ニカラグア、パラグアイ、ホンジュラス、ソロモン諸島、ハイチ。外交部は会議期間中、現地の電車に「気候変動に対応、台湾は役に立てる」との広告を掲載。会見に出席した同部の謝武樵次長は、台湾のソフトパワーをアピールできればと話した。 2016年11月に発効した地球温暖化対策の枠組み「パリ協定」は、気温上昇を2度未満に抑えることを目指している。台湾は協定締結国ではないが、順守する立場を示しており、温室効果ガスの排出量を2030年までに20%、2050年までに50%削減する目標を示している。(2018/12/19)
【 米議会、台湾支持の法案を可決 外交部が関係深化に意欲 】
台湾への定期的な武器売却や高官の台湾訪問などを提唱する内容が盛り込まれた「アジア再保証イニシアチブ法案」(ARIA)が12日までに米議会で可決された。外交部(外務省)は18日、米議会に謝意を表し、各分野における台米のパートナーシップ強化に意欲を示した。同法案は米国が「自由で開かれたインド太平洋」の実現を目指し、日本や韓国、オーストラリア、東南アジア諸国との安全保障や経済における連携を強化するもの。台湾については、断交後の両国関係のあり方を定めた「台湾関係法」と「台湾に対する6つの保証」にのっとった定期的な武器売却のほか、今年3月に成立した「台湾旅行法」に基づく高官の台湾訪問などを大統領に促している。上院を今月4日、下院を同12日、それぞれ全会一致で通過した。台湾外交部は、米議会で台湾旅行法に続き、台湾に友好的な法案がまた一つ可決されたことは、台米関係強化や地域の平和安定が超党派で支持されていることの表れだと指摘している。(2018/12/18)
【 台湾の「大王」王柏融、日本ハムと3年契約 背番号は99=台北で入団会見 】
台湾プロ野球ラミゴから北海道日本ハムファイターズに移籍する「大王」こと王柏融外野手が19日、台北市内で会見を行い、日本ハムの栗山英樹監督から贈呈された背番号「99」のユニホームに袖を通した。契約期間は3年。竹田憲宗球団社長は、日本ハムにとっては非常に長い契約だとし、王が即戦力として活躍できることに期待を寄せた。王は2015年、全体4位でラミゴに入団。17年には2年連続打率4割を達成し、台湾人選手として初の三冠王に輝いた。今年は無冠に終わるも、リーグ2位の84打点や同3位の159安打をマークするなど高い打撃力を誇った。金額は推定で総額400万ドル(約4億5000万円)。(2018/12/19)
【 台北101の花火ショー、「台湾らしさ」を前面に 6分間打ち上げ 】
台北の超高層ビル「台北101」で行われる元日恒例の花火ショーは、2019年は360秒にわたり花火1万6000発を打ち上げ、映像と音楽を融合して台湾ならではの文化を世界に伝える。映像では「外国人から見た台湾」を要素に加え、人気グルメの台湾風フライドチキン(鶏排)やタピオカミルクティー、ショーロンポー(小籠包)、観光名物の天灯などを登場させる。打ち上げ数は前回と同じだが、上演時間は60秒延長する。台北101によれば、今年のショーは台湾がこれまで世界で注目を集めた「自然・地理」「経済・産業」「社会・文化」の3つの領域を軸として9つのテーマを設定。「ナイトマーケット・グルメ」「各業種業界」「テクノロジー・OEM」「フルーツ王国」「自由・民主主義」などが含まれる。内容は交通部(交通省)観光局と共同で企画した。映像は外壁に設置された巨大網形状装飾「TPAD」に映し出される。音楽のメインメロディーは映画音楽作曲家として知られるリン・チャン(林強)さんが担当。台湾原住民(先住民)パイワン族の小中高校生が参加するPuzangalan希望児童合唱団や同じくパイワン族の女性歌手ABAO(阿爆)さんが歌唱する。(2018/12/21)
【 台湾見本市・展覧会情報 ― COMPUTEX TAIPEI 2019見本市 】
2019年5月28日より5日間、台北市の台北貿易センター ホール1、ホール3、台北国際会議センター、台北南港国際展示場にてCOMPUTEX TAIPEI 2019見本市が開催される。中華民国対外貿易発展協会、台北市コンピュータ協会主催。出展品目はモノのインターネット(IoT)アプリケーション、モバイル関連製品、コンピュータ、ウエアラブルデバイス、コンポーネント及びパーツ、タッチコントロール応用装置及びディスプレイ、デジタルエンターテイメント製品、ストレージ製品、通信及びネットワーク製品、パソコン周辺機器及びアクセサリー等。詳しい情報は以下公式ウェブサイト参照。
HP : https://www.computextaipei.com.tw/