【 北海道、中部・台中でカフェオープン 魅力発信 】
中部・台中市内で16日、北海道の食品や観光をPRするカフェ「愛あい北海道」の開業を記念する式典が催された。台中市政府は、北海道のコーヒーやお菓子が楽しめるほか、最新の観光情報も提供しているとし、北海道と同市をつなぐ観光交流の拠点となることに期待を示した。同店は、市中心部の朝馬エリアに位置し、周辺には秋紅谷景観生態公園や台中国家歌劇院などの観光スポットがある。同市は、付近を訪れた際には、ぜひ訪れて北海道の風情を体験して欲しいと市民に呼び掛けている。式典には台中市の令狐栄達副市長や北海道の土屋俊亮副知事らが出席。令狐副市長は、同市では台湾ランタンフェスティバル(台湾灯会)などのイベントが控えていると紹介し、北海道が視察に訪れ、さらなる投資を検討することを歓迎するとの考えを示した。
(2019/11/17)
【 日本の対台湾投資、昨年は約1700億円で07年以降最多 サービス業に勢い 】
日本企業の昨年の対台湾投資額が15億2000万米ドル(約1660億円)に上り、2007年以降最多となったことが分かった。台北市内で8日に開かれた「台湾・日本サービス産業交流フォーラム」で、経済部(経済省)商業司の陳秘順副司長が述べた。投資を行う企業は、過去にメインだった製造業からサービス業に拡大し、多様化が進んでいるという。日本の対台湾窓口機関、日本台湾交流協会台北事務所の星野光明副代表は、日本では、タピオカの今年上半期の輸入量が過去最多の15億円となり、輸入先の85%が台湾だと説明。これはサービス業界における日台関係がある一定のレベルに達したことを意味するとの見方を示した。同フォーラムは日台間の協力、交流強化や商機創出を目的に、経済部が2017年からシンクタンク、商業発展研究院に委託して開催。今年はテクノロジーの転換や東南アジア市場進出などにスポットが当てられた。同院の許添財董事長(会長)は、日台双方が手を組み、互いの商品や販路、人脈を生かせば市場開拓の成功率が大幅に高まると述べ、協力のさらなる深化に期待を示した。
(2019/11/9)
【 IMD世界スマートシティランクで台北市が7位 】
スイス・ローザンヌに拠点を置く世界でもトップクラスのビジネススクール、IMD(国際経営開発研究所)と国立シンガポール工科デザイン大学(Singapore University of Technology and Design)が共同でまとめたレポート、「2019IMD世界スマートシティ・ランキング(IMD Smart City Index 2019)」が先ごろ発表され、台湾北部・台北市は7位にランクインした。IMDは過去2年間、世界102都市を対象とした調査研究を行ってきた。今回発表されたレポートは、専門家や学者による分析・評価に重点を置いた他のレポートとは違い、各都市の市民120人に対する聞き取り調査を実施し、市民からの率直な意見をもとに、その都市のハード面(施設)とソフト面(サービス)での評価をランク付けしたもの。調査項目のうち、「政府は市民のニーズに重点を置き、ハイテク技術を適切に活用して市民の生活の改善に努めているかどうか」は、その都市がスマートシティ化しているかを評価する重要な判断ポイントとなっている。今回のレポートにおける台北市の総合評価はAだった。台北市は7位となり、アムステルダム、サンフランシスコ、バンクーバー、シドニー、プラハ、東京などの世界主要都市より順位が高かった。アジア地域では、1位となったシンガポールに次いでのランクインで、それに次ぐ香港の順位は37位だった。同レポートによると、台北市は調査項目36個のうち、芸術・文化活動に関するリソース、無料の公共Wi-Fiスポット、環境保護のためのリサイクルサービス、医療リソース、公共交通機関のチケット購入に対する利便性、医療機関への予約システムの効率化などで、市民から特に高い評価を得た。その他、市民からの称賛を得ていたのは、オープンプラットフォームを介して自治体の政策や予算を閲覧・監督できること、オンラインプラットフォームによる行政機関の書類手続きが可能なこと、公共施設のメンテナンス・修理が適時行われていること、映像システムの網羅で市民の安全を保障していること、新規の起業家に対する便利なオンラインサービスを提供していることなどが挙げられ、台北市が推進している「スマートシティ」実現に向けた努力の成果が表れていると言える。
(2019/11/11)
【 台湾最大の旅行博、4日間で38万人超が来場=過去最多 】
台湾最大級の旅行博、台北国際トラベルフェア(台北国際旅展)は11日、4日間の日程を終えた。主催した台湾観光協会によれば、開催期間中に延べ38万4834人が訪れ、過去最多を更新。同協会の葉菊蘭会長は、同フェアがアジア最大の旅行フェアとなることに期待を示した。台湾からは、17県市が各地の特色や魅力を紹介したほか、原住民族委員会や農業委員会などの行政機関も参加。航空会社やホテル、レストランは格安航空券やクーポン券などを販売した。台湾人に人気の高い旅行先である日本からは、地方自治体や各地の観光協会、鉄道会社など175のブースが出展された。葉会長は、各ブースが独自の魅力を発揮していただけではなく、産官学が連携して台湾の観光の多様さをアピールし、台湾の観光産業の最も素晴らしい展示の場となったと喜んだ。
(2019/11/12)
【 台湾見本市・展覧会情報 - 見本市 】
2020年3月5日より3日間、台北世界貿易センターにて2020TaiSPOが開催される。TAITRA主催。出展品目はフィットネス機器、屋外スポーツ製品、スポーツボール、マッサージ製品、その他製品、衣服の付属品、フロアーリングおよびタイル、遊園地および運動場、フィットネスクラブサービス & 管理等。詳しい情報は以下公式ウェブサイト参照。
HP : https://www.jetro.go.jp/j-messe/tradefair/detail/107230