【 台湾と日本は「心のつながった友人」日本の新駐台代表、就任レセプションで 】
台北市内のホテルで26日、日本の対台湾窓口機関、日本台湾交流協会の台北事務所代表(大使に相当)に1日付で着任した泉裕泰氏の就任レセプションが行われた。泉代表はあいさつで、台湾と日本は「心と心のつながった本当の友人の関係」だと実感したと話し、今後も交流深化に努めていく姿勢を示した。泉代表は、台湾と日本が「地理的、歴史的、文化的に一言では言い表せない密接な結びつきを持っている」と言及。日本統治時代の建築物が現在も多く使用されていることや街の至る所から日本語が聞こえてくることを挙げた。街中に日本のブランドがあふれていることにも触れ、台湾と日本の経済的連携をさらに強める方針を示した。台湾は「日本にとって、自由、民主主義、基本的人権、法の支配といった基本的価値を共有する重要なパートナー」だと言明。国際社会が大きく変動する中、関係を強化する必要性は増しているとの考えを示した。また、日本が自然災害に見舞われるたび、一番に助けの手を差し伸べてくれたのは台湾だとし、38年の外交官人生でここまで日本を大事に思う友人と出会えて本当に幸せな思いだと語った。
(2019/11/27)
【北海道の青年農業者、台湾農家と交流深める 有機栽培の苦労を体験】
日本の青年農業者からなる訪問団が26日、南部・嘉義県太保市の有機栽培農家を訪ね、交流を深めた。メンバーは、北海道で農業に従事する30~40代の若手4人。道北なよろ農業協同組合の東野秀樹・代表理事組合長とともに25~28日の日程で訪台している。カボチャやジャガイモ、小麦などを栽培しているという男性は、北海道は秋冬になると土地が氷で覆われ、半年間しか農作業ができないと紹介。これに対して台湾は、耕作面積は小さいものの高品質化が進んでいる上、2期作や3期作も行っており、日本よりも大変だという印象を受けたと話した。訪問団をもてなした地元農家の官庭安さんは、土地が広い日本では機械化が進んでいる半面、有機栽培は難しいと交流を通じて初めて知ったと振り返った。また、同市では一分(台湾の単位:約970平方メートル)の農地を購入するのに200万台湾元(約700万円)必要だが、北海道では20万円で入手できるなど、土地の価格に大きな開きがあることも分かり、双方の農業は方向性が違うと感じたという。青年らに同行した同市農会(農協)の黄麗貞総幹事によれば、太保ではコメの有機栽培やミニトマト、メロンなどの高品質生産に力を入れている
(2019/11/20)
【 インド太平洋地域のエネルギー・ガバナンスを議論、台米日豪が開催】
台湾、米国、日本、オーストラリアは20日と21日の両日、台湾と米国が締結した「グローバル協力訓練枠組み(Global Cooperation and Training Framework、GCTF)」の下、インド太平洋地域のエネルギーに関するグッド・ガバナンス(good governance)やレジリエンス・ソリューションをテーマにした国際ワークショップを開催した。今年はテーマの対象をインド太平洋地域に拡大し、エネルギーのグッド・ガバナンスに焦点を当てた。注目すべきはオーストラリアが今回、初めてGCTFのワークショップの開催国に加わった点だ。澳洲弁事処(台湾における豪州大使館に相当)のGary Cowan代表は祝辞で、「インド太平洋地域におけるエネルギー需要は世界の5分の3を占める。2050年にはその需要が、少なくとも現在より20%増える見込みだ。このため、エネルギーのグッド・ガバナンスは極めて重要な課題になる。オーストラリアと台湾はいずれもエネルギーの構造転換において、すでに明確な方向性、目標、タイムテーブルを示している、豪マッコーリー社や日本企業などが台湾の洋上風力発電事業に投資しているほか、今月12日にはオーストラリア初のプレリュードFLNG船が台湾に到着した。オーストラリアは台湾を重要な協力パートナーと見なしており、二酸化炭素の排出削減、エネルギーの安全などグローバルな課題における台湾の貢献を高く評価している。オーストラリアは、理念の近いパートナー諸国と共に、開放的、競争的且つ透明なエネルギー市場を作り上げていきたいと考えている」などと述べた。
(2019/11/21)
【 日本で開催のセキュリティ技術大会、台湾のチームが3位に 】
セキュリティ技術の知識や実践力を競う「Trend Micro CTF 2019 – Raimund Genes Cup」の決勝が23日と24日、東京都内で行われ、台湾の大学院生らでつくる「Balsn」が3位に入った。主催した大手情報セキュリティー会社、トレンドマイクロの幹部は、社会人が多く集まる大会で主なメンバーが学生である同チームが決勝に進出できたのは容易ではないとたたえた。「CTF」(キャプチャー・ザ・フラッグ)は、情報セキュリティに関する問題を解き、その得点を競う競技。同大会は同分野の人材育成を目的に2015年から開催し、今回で5回目を数える。
(2019/11/26)
【 世界の航空会社ランク、台湾のエバー航空が8位 】
オーストラリアの航空会社格付けサイト「エアラインレーティングス」(AirlineRatings.com)が25日に発表した「ベスト・エアラインズ 2020」で、台湾のエバー(長栄)航空が8位にランクインした。発表されたのは世界の航空会社から選ばれた20社。同サイトのベテラン編集者7人が機齢や搭乗レビュー、収益性など12項目を総合的に評価して決定した。1位はニュージーランド航空。以下、シンガポール航空、全日本空輸(ANA)が続いた。日本航空も13位に入った。エバー航空は26日、公式フェイスブックに喜びのコメントを投稿。ボーイング787ドリームライナーの導入や機内サービスの向上に意欲を示した。
(2019/11/28)
【 台湾見本市・展覧会情報 - 見本市 】
2020年6月17日より4日間、台北貿易センター・台北南港展覧ホールにてFOOD TAIPEIが開催される。TAITRA主催。出展品目は生鮮果物&野菜、保存済み果物&野菜、家禽、シーフード、肉&加工肉製品、食用油、乳製品、有機およびベジタリアンフード、冷凍調理食品、缶詰食品、焼き菓子、ビスケット、ワイン&酒、コーヒー&ティー 、ジュース&ソフトドリンク、調味料&菓子、アイスクリーム等。詳しい情報は以下公式ウェブサイト参照。
HP : https://www.jetro.go.jp/j-messe/tradefair/detail/106720