【 安倍首相の「台湾」言及 蔡総統が日本語で喜び 外交部「関係発展を楽観視」 】
安倍晋三首相が20日の施政方針演説で台湾に言及したことを受け、外交部(外務省)の欧江安報道官は同日夜、「台日関係の前向きな発展を楽観視する」と述べた。蔡英文総統は同日、ツイッターに日本語で「『台湾』という言葉が日本の国会で大きな拍手を浴びたのは実に嬉しいことです!」と喜びをつづった。安倍首相は演説で東京五輪・パラリンピックに関し、東日本大震災の被災地の各自治体が参加各国・地域のホストタウンになっていることを紹介。「岩手県野田村は台湾」と大きな声で述べて一呼吸置くと、議場からは歓声と大きな拍手が湧き上がった。欧報道官は、日本は重要なパートナーで貴重な友人だとし、既存の固い友好関係を基礎に引き続き積極的に台日間の各種の交流と協力関係を深化させ、安定的に双方の互恵、相互利益のパートナー関係を発展させていくと述べた。蔡総統はツイッターで、首相官邸がウェブサイトで公開している安倍首相の施政方針演説の映像をリンク付きで投稿。「20以上の自治体が台湾選手のホストタウンを希望していたと聞いています」とし、「我々も日本にてトレーニングし、競技に参加できるのを楽しみにしています!頑張ろう!東京オリパラ!」とエールを送った。
(2020/01/21)
【 世界の民主主義ランキング、台湾は31位に上昇 日本は24位 】
英誌エコノミストの調査部門「エコノミスト・インテリジェンス・ユニット」(EIU)が発表した2019年の民主主義指数で、台湾は31位だった。前年から1つ順位を上げた。アジア・オーストララシア地域では5位を維持した。民主主義指数は世界167の国・地域を対象に、「選挙過程と多元性」「政府の機能」「政治参加」「政治文化」「市民の自由」をそれぞれ10点満点で評価し、5項目の平均値でランク付けしている。台湾は選挙過程と多元性(9.58点)、市民の自由(9.12)、政府の機能(8.21)の評価が高かった。平均点は7.73で前回と同じだった。世界1位はノルウェー。2~5位はアイスランド、スウェーデン、ニュージーランド、フィンランド。アジア・オーストララシア地域の最高位はニュージーランドで、オーストラリア(9位)、韓国(23位)、日本(24位)、台湾がこれに続いた。
(2020/01/22)
【 台湾のSAと日本のPA、初の姉妹提携 同名の「清水」が縁で 】
中部.台中市に位置する清水サービスエリア(SA)は18日、新東名高速道路の清水パーキングエリア(PA)と姉妹提携協定を締結した。高速道路の休憩所の国際提携は台湾で初めて。調印式が清水SAで行われ、林佳龍交通部長(交通相)はより多くの日本人客に旅行に来てほしいとあいさつした。交通部(交通省)高速公路局によれば、同局は近年、NEXCO中日本(中日本高速道路)管内のSAやPAを管理・運営する中日本エクシスとの交流を積極的に実施。長期に渡って友好関係を築いたのに加え、同名の施設を持つこともあり、姉妹提携が実現した。双方は今後、情報交換や相互集客で連携していく。清水SAには同日、中日本エクシスと台湾の食品大手「新東陽」がコラボレーションした新店舗が複数オープン。回転寿司やうどん、丼ものなどの和食が楽しめるほか、日本各地のお菓子や雑貨も購入できるという。北部・基隆と南部屏東県の林辺を結ぶ国道3号「フォルモサ高速公路(高速道路)」上にある清水SA。景色が美しいことで知られ、近くには海外でも人気が高い媽祖廟、鎮瀾宮などの観光スポットが点在する。
(2020/01/19)
【 星宇航空、今年下半期に日本路線開設へ 】
23日に就航する台湾の新航空会社、星宇航空(スターラックス)は17日、日本路線の開設を今年下半期に計画していることを明かした。桃園国際空港の発着枠調整を担う組織が公表した資料によると、同航空は夏ダイヤで台北(桃園)―松山(愛媛県)、北九州(福岡県)線の運航を申請している。同航空は23日から桃園空港とマカオ、ベトナム・ダナン、マレーシア・ペナンをそれぞれ結ぶ3路線の運航を開始。4月6日にはフィリピン・セブ線に就航する。17日に取材に応じた同航空の広報責任者、聶国維氏によれば、23日から始まる旧正月連休期間の予約状況は好調で、就航初便は7~8割の座席が埋まっているという。
(2020/01/17)
【 台湾インターン生、日本企業での評判良好 恒例の研修スタート 】
台湾貿易センター(中華民国対外貿易発展協会、TAITRA)が運営する国際企業人材育成センター(ITI)の研修生が日本企業で経験を積むインターンシッププログラムが21日にスタートし、東京都内で同日、始業レセプションが開かれた。台湾貿易センターは、ITI研修生は大変優秀で、日本企業の評判も良いとし、今期も引き続き日台の架け橋としての役割を担うことに期待を寄せた。ITIはTAITRAが国際人材育成を目的に1987年に設立した専門組織で、日本語や英語、ドイツ語などの外国語や国際貿易、経済に重点を置いた1~2年間の教育を行っている。日本語コースの受講生は2年目になると、インターン生として日本企業に派遣され、語学力や知識をブラッシュアップする。受け入れ先はイオンモールやJR九州、日本通運などで、協力関係が10年以上続く企業も多いという。TAITRAによれば、今年の研修生は41人で、期間は約5週間。TAITRAの葉明水秘書長は今回の訪日で、提携先の一つである横浜市を訪問し、経済局の林琢己局長とスタートアップ企業などとの協力強化で合意した。葉氏はレセプションで受け入れ企業に感謝するとともに、日本語人材のニーズが引き続き増加するとの考えを示し、全力で研修に励むよう研修生を激励した。
(2019/01/22)
【 台湾見本市・展覧会情報 - 見本市 】
2020年10月14日より3日間、台北南港センターにて2020台湾照明展が開催される。TAITRA主催。出展品目は統一された照明、照明設計、ホーム/住宅照明、商業照明、インテリジェント照明、屋外照明、キッチンおよび家具用照明、植物工場および照明、自動車照明、特殊照明、ヘルスケアおよび施設照明、医療、化粧品および美容照明、建築材料および照明アプリケーション、ネオン/ライトボックス、照明付属品、照明生産設備、試験および検査設備、LEDプロセス設備、材料およびコンポーネント等。詳しい情報は以下公式ウェブサイト参照。
HP : https://www.jetro.go.jp/j-messe/tradefair/detail/107840