国立国父記念館、神戸孫文記念館、愛知大学東亜同文書院が7月6日（土）と7月8日（月）に神戸孫文記念館と愛知大学名古屋校舎で「孫文と日本」、「孫文と東アジアの平和」台日シンポジウムを開催します。
来年は孫文の有名な大アジア主義の演説から90周年を迎えますが、東アジアの平和はまだ道半ばです。グローバル化の現代国際社会において孫文の王道思想は東アジアの平和への道標となりえます。この歴史の節目に２つ国際シンポジウムを通じて孫文の思想をより深く理解することで、世界の平和が見えてくるはずです。
シンポジウムの詳細は下記の通り
•国際シンポジウム「孫文と日本」の開催概要
日時
2013年7月6日（土）13:00～17:00
会場
神戸孫文記念館（兵庫県神戸市垂水区東舞子町2051）
13：00 開会挨拶
13：20 特別報告 劉阿栄（元智大学） 「台湾孫学研究の回顧と展望」
13：30 ユニットⅠ 孫文と日本
司 会 緒形康（神戸大学）
報告１ 鄧志松（台湾大学）「孫中山と日本：Google Earth時空プラット フォームの構築と応用」
コメント：武上真理子（京都大学）
報 告2 徐小潔（孫文記念館）「『濱野末太郎日記』からみる“孫文と日本”」
コメント：高純淑（国史館）
討 論
14：40 休 憩
14：55 ユニットⅡ 孫文と日本華僑
司 会 周家華（徳霖技術学院）
報 告1 久保純太郎（孫文研究会、仁川学院）
「戴季陶と日本華僑（1927年2月ー3月）」
コメント：高純淑（国史館）
報 告2 黄玖瑄（台湾師範大学）・邱栄挙（台湾大学）
「客家、孫中山と日本について」
コメント：過放（桃山学院大学）
討 論
16：05 ユニットⅢ 東北アジアにおける華僑華人ネットワークの形成
司 会 邱栄挙（台湾大学）
報告1 劉碧蓉（国父紀念館）「金門人王敬祥一族の勃興と伝承」
コメント：陳來幸（兵庫県立大学）
報告2 上田貴子（近畿大学）
「奉天・大阪・上海－山東人雑貨商のネットワーク」
コメント：呉徳美（政治大学）
討 論
17：10 閉会の辞
謝政諭 東呉大学政治系教授兼主任秘書
愛新翼 （公財）孫中山記念会副理事長兼孫文記念館副館長
•国際シンポジウム 「孫文と大アジア主義の平和」の開催概要
日時：２０１３年７月８日(月) 13 時～18 時
会場 ：愛知大学名古屋校舎厚生棟３階W31､2 会議室
豊橋校舎 研究館第３会議室（TV 中継)
共催：愛知大学東亜同文書院大学記念センター、東呉大学、国父紀念館
開会の辞：
愛知大学 副学長 砂山幸雄
東呉大学 主任秘書 謝政諭
国父紀念館 副館長 林國章
第1セクション 孫文「大アジア主義」の歴史と現代における意義 13：30～14：50
司会 藤田佳久（愛知大学名誉教授）
●報告１ 馬場毅 （愛知大学東亜同文書院大学記念センター長）孫文の大アジア主義
評論 晏揚清 （義守大學通識教育中心副教授）
●報告２ 許雅棠 （東呉大學政治系教授）
孫文の大アジア主義からの古代中国の天下観概説
評論 黄英哲 （愛知大学現代中国学部教授）
●報告３ 黃崇修 （東呉大學哲學系教授）
『礼記』から見る「大アジア主義」思惟と現代における意義
評論 木島史雄（愛知大学現代中国学部准教授）
質問・討論
第2セクション 東北アジアの平和関係の構築 15：05～16：45
司会 林國章（国父紀念館副館長）
●報告１ 柴田哲雄（愛知学院大学 教養部准教授）東北アジアの平和構築
評論 晏揚清 （義守大學通識教育中心副教授）
●報告２ 周家華 （德霖技術學院教授兼校長）
孫文の平和思想の実践─中台経済・文化論壇を中心にした分析
●報告３ 謝政諭 （東呉大學政治系教授兼主任秘書）東アジアの「和」文化世紀の挑戦
評論 加納寛 （愛知大学国際コミュニケーション学部教授）
●報告４ 吳秀玲 （臺灣大學國家發展研究所助理教授）
孫文の統一観から見た中台と東アジアの平和発展
評論 三好章 （愛知大学現代中国学部教授）
質問・討論
第3セクション 東アジアの政治、経済の互恵と協力 16：45～17：40
司会 藤田佳久（愛知大学名誉教授）
●報告１ 吳德美 （政治大學國家發展研究所教授兼所長）
東アジア経済再編での二大地域の経済貿易組織の協力と競争―台湾の役割を含めて
評論 阿部宏忠（愛知大学現代中国学部准教授）
●報告２ 武井義和（愛知大学東亜同文書院大学記念センター研究員）
センター所蔵資料の紹介
質問・討論
閉会の辞 17：40～18：00
愛知大学東亜同文書院大学記念センター長 馬場毅
德霖技術學院教授兼校長 周家華
【お問い合せ先】愛知大学東亜同文書院大学記念センター事務室
TEL（0532）47-4139 FAX（0532）47-4196／E-mail: Toa@ml.aichi-u.ac.jp
