李逸洋・ 駐日代表が「日華議員懇談会」と台湾立法院国民党議員団の傅崐萁団長ら一行との交流会に参加

李逸洋・駐日代表が「日華議員懇談会」と台湾立法院国民党議員団の傅崐萁団長ら一行との交流会に参加

　9月4日、国民党の傅崐萁・立法委員（国会議員）を団長とする立法院国民党議員団一行26名は、「日華議員懇談会」（以下、日華懇）の古屋圭司・会長/衆議院議員ら14名の超党派の衆参両院議員を表敬訪問した。双方は台日関係について意見交換を行い、台北駐日経済文化代表処の李逸洋代表も出席した。
　
　古屋会長は挨拶の中で、台湾と日本は国交がないことから、国会外交は両国関係において重要な役割を果たしていると述べた。「日華懇」は長年にわたり、台日関係における様々な課題解決を支援してきた。現在、「日華懇」は6つのプロジェクトチームを設置しており、その中には台湾のCPTPPへの参加促進や台日防災交流など、台日協力の促進強化を目指している。台日とも自然災害に見舞われやすい国であり、日本は先の通常国会で「災害対策基本法」の一部改正案を可決した。その中には特に、台湾の取り組みを参考にしている。例えば、「TKB48原則」（被災者に48時間以内にトイレ、台所、ベッドを提供する）による温かい食事とプライバシーの確保、そして災害救援活動における台湾政府と民間団体の連携が含まれている。

　立法院国民党議員団の傅崐萁団長は、立法院閉会直後に国民党として過去最大規模の訪日代表団を組織した。まさに国民党が日本を重視していることを示した。台湾と日本は米国の関税政策にいずれも直面しており、新たな国際経済情勢を共に乗り越えていくために協力を強化する必要がある。台日は関税、経済貿易協力について深く議論すべきであり、国民党は「日華懇」との対話を希望している。さらに、CPTPPへの参加は台湾の経済貿易発展にとって極めて重要であり、国民党は日華懇の長年にわたる支持に感謝の意を表した。

　李代表は、台湾と日本の間では、国会議員、経済、半導体、貿易、観光、文化、教育、スポーツ、農業、民間団体、地方自治体など様々な分野で交流が活発化しており、両国関係はかつてないほど良好な状態にあると述べた。李代表はさらに、日華懇の長年にわたる支持を強調し、国連総会第2758号決議（アルバニア決議）の中国による悪意ある歪曲に反対する声を上げ、世界保健機関（WHO）やCPTPPといった国際機関や国際的組織などへの台湾の参加を支持していると述べた。

　李代表はまた、今年3月のG7外相会合や7月の日・EU定期首脳協議の共同声明で「一つの中国政策」への言及が初めて削除されたこと、林佳龍・外交部長が先日日本を訪問し、両国の外交関係断絶後53年ぶりの外務大臣の東京訪問が円滑に行われたこと、そして当代表処が戦後80年初めて広島・長崎両県の平和記念式典に出席したことを取り上げ、日華懇の支持に改めて感謝の意を表した。

　李大使は会談後のインタビューで、今回の立法院代表団は国民党代表団としては過去最大規模であり、台湾と日本の国会議員交流の緊密化と両国関係の更なる深化へ期待を示した。

写真：李逸洋・駐日代表、「日華議員懇談会」国会議員、立法院国民党議員団による集合写真

写真：挨拶する李逸洋・駐日代表

写真：傅崐萁・立法院国民党議員団長(右)が「日華議員懇談会」会長古屋圭司・衆議院議員(左)に「互愛」の扁額を贈呈

李逸洋・ 駐日代表が「日華議員懇談会」と台湾立法院国民党議員団の傅崐萁団長ら一行との交流会に参加

李逸洋・駐日代表が「日華議員懇談会」と台湾立法院国民党議員団の傅崐萁団長ら一行との交流会に参加