李逸洋・駐日代表が茨城台湾総会開催の「中華民国114年国慶節祝賀会」に出席

　駐日代表処の李逸洋代表は10月11日、茨城台湾総会が開催した「中華民国114年国慶節祝賀会」に出席した。同祝賀会には、台湾の農業部から胡忠一・政務次長（副大臣）、茨城県の岩下泰善・副知事、福島伸享・衆議院議員、堂込麻紀子・参議院議員、櫻井祥子・参議院議員、茨城県内の地方政界の重鎮および地元をはじめ日本在住の僑胞ら約100人が出席した。

　李・駐日代表はあいさつの冒頭で、茨城台湾総会が国慶節祝賀会を盛大に開催したことに対し、感謝の意を表すと共に、同総会の田川梨沙会長および理監事らの長きにわたる台日交流推進への努力に敬意を表した。さらに、「田川会長によるリーダーシップの下、茨城県内の僑胞は団結し、近年は地元の地方自治体と連携して、「門フェス」や「笠間浪漫」などのイベントを開催し、観光、文化、グルメなどを通して台湾の魅力を紹介し、台湾と茨城双方の人々の理解と友好を深めている」と述べた。

　李・駐日代表は特に、「茨城産の栗やメロンは台湾でも人気があり、台湾のパイナップルやバナナも、県内の学校給食に使われている。今年、いばらきフラワーパークで初めて「台湾花祭」のイベントも開催され、花卉や果物などの交流を通じて、台湾と茨城の友好関係が深まった。これは双方の長期にわたる協力と相互信頼を象徴している」と強調した。

　また、大井川和彦・茨城県知事が先の花蓮台風水害後、県民を代表し義援金を被災地に贈り、台湾への思いやりを示してくれたことに感謝の意を表し、「台日間では災害や困難に見舞われた際に互いに助け合う深い絆があることも証明した」と述べた。

　結びに、李・駐日代表は過去の歴史を振り返り、「台日は地震、台風、水害、疫病といった問題に見舞われた際、いつも互いに助け合い、困難を乗り越えてきた。このような絆は双方の関係の安定と深化の基礎となっている。駐日代表処はこの基礎の上に引き続き努力し、台日交流のさらなる新局面を推し進めていく」との考えを示した。

　会場は熱気に溢れ、出席者らは次々と中華民国114年国慶節に祝意を表し、台日友好が引き続き深まり、ウィンウィンの発展を創出していくことに期待を寄せた。

写真１：あいさつする李逸洋・駐日代表

写真２：出席者らの集合写真