日本の高市首相が日ASEAN首脳会議で「台湾海峡の平和と安定は地域の安全保障に直結する重要な問題」

　日本の高市早苗首相は26日、マレーシアで開催された第28回日ASEAN首脳会議で、「台湾海峡の平和と安定は地域の安全保障に直結する重要な問題」と指摘すると同時に、「力又は威圧による一方的な現状変更の試みを許容してはならない」との立場を表明した。この発言について外交部の林佳龍部長（外相）は歓迎し、高く評価している。

　日本は2023年の第26回日ASEAN首脳会議以降、3年連続で同会議において台湾海峡情勢に言及している。日本政府は今年に入ってからも「日米首脳会談」、「日米防衛相会談」、「日米韓外相会合」、「日・EU外相戦略対話」、「日・EU定期首脳協議」、「NATO首脳会議」、「日・フィンランド首脳会談」、「日・グアテマラ首脳会談」、日豪外務・防衛閣僚による「2＋2会談」、さらにはG7サミットなど、数多くの重要な国際会合において、台湾海峡の平和と安定の重要性を繰り返し強調してきた。こうした行動は、国際社会に対して台湾海峡の平和を重視するよう呼びかけるという日本政府の揺るぎない立場を示すとともに、台湾海峡の安定が世界の安全及び繁栄と切り離せない関係にあることを浮き彫りにし、民主主義諸国が連携してこれを守っていく必要があることを示すものだ。

　外交部は、友好国及び同盟国が国際会合において台湾海峡情勢に関心を寄せることを歓迎している。その一方で台湾としても「インド太平洋地域の責任ある一員として、自らの防衛能力の強化に努め、『総合外交』の精神に基づき、日本など近い理念を持つ国々と協力して、台湾およびインド太平洋地域において自由で開かれた、平和で繁栄した秩序を守ることに尽力していきたい」と表明している。

Taiwan Today：２０２５年１０月２８日

写真提供：外交部
　日本の高市早苗首相は26日、マレーシアで開催された第28回日ASEAN首脳会議で、「台湾海峡の平和と安定は地域の安全保障に直結する重要な問題」と指摘すると同時に、「力又は威圧による一方的な現状変更の試みを許容してはならない」との立場を表明した。この発言について外交部の林佳龍部長（外相）は歓迎し、高く評価している。