外交部の林佳龍部長、パラグアイの外務副大臣の一行を歓迎
外交部の林佳龍部長(外相)は24日、台湾を訪問したパラグアイ共和国外務省のビクトル・ベルドゥン副大臣の一行と面会した。同日昼は葛葆萱常務次長(事務次官)が午餐会を主催して一行をもてなし、中華民国(台湾)政府を代表して歓迎の意を示した。
林部長は、ビクトル・ベルドゥン副大臣の初訪台を歓迎するとともに、パラグアイ共和国のペニャ大統領及び政府高官が、公開での発言や国際会合などでこれまで50回以上にわたり、台湾とパラグアイの友好関係や台湾の国際参加を支持する発言を行ったことについて、中華民国(台湾)政府と国民を代表して感謝した。林部長はまた、頼清徳総統は台湾とパラグアイの協力の成果を非常に重視していると強調。外交部がこれからも「栄邦計画」(国交樹立国との協力を強化し、共に繁栄を目指す国際協力の枠組み)を通して、パラグアイ政府とスマート医療、新エネルギー及びカーボン・クレジット、スマート農業などの分野で協力し、両国の経済貿易・投資協力を拡大するなど、台湾とパラグアイの協力モデルを国際協力や交流の模範とすることを目指すよう期待していると伝えた。
これに対してビクトル・ベルドゥン副大臣は、台湾が長年にわたってパラグアイの科学技術の発展、人材育成、公衆衛生などを支援してきたことに感謝し、ペニャ大統領も台湾とパラグアイの友好関係を強く支持していることを強調した。また、両国は自由、民主主義、人権といった価値観を共有しているとして、経済・貿易上の利益のためにこれらの価値が犠牲にされるようなことはあってはならないと訴えた。そして、「パラグアイは台湾と共に歩むことが正しい道であることを世界に証明し、今後も近い理念を持つ国々と一緒に、台湾の国際参与を支持し続けたい」と語った。
午餐会を主催した葛常務次長は、パラグアイは良好な投資環境を備え、また南米市場への進出の足掛かりとしても優位性を持つと指摘。台湾の政府は、適切な政策を打ち出すことで台湾企業の対パラグアイ投資を促進し、両国が良好な協力基盤の上で経済・貿易の新たなニッチを切り開き、双方の企業と国民の福祉の増進を追求できるよう期待していると述べた。これに対してビクトル・ベルドゥン副大臣は、両国の各分野での交流や協力の成果を高く評価し、今年10月に署名されたカーボン・クレジット協力に関する覚書は非常に前向きで戦略的な意義を持っていると述べた。また、パラグアイ産牛肉や豚肉が台湾市場で好評を博していることを喜ばしく思うとも述べた。ビクトル・ベルドゥン副大臣は、パラグアイが台湾の国際参与を強く支持していることを改めて強調した上で、午餐会に出席した関係者とともに、経済・貿易、農業、医療、科学技術分野など幅広い議題について意見交換を行った。
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中華民国(台湾)とパラグアイは国交樹立から68年を迎える。両国は人材育成、公衆衛生、農業技術、科学技術の発展などさまざまな分野で協力を行い、その成果はパラグアイ政府及び国民から高く評価されている。パラグアイは長年にわたって台湾の国際参与を支持しており、ペニャ大統領は毎年国連総会で台湾を強力に支持する発言を行うなど、両国の「互助・互恵」の堅実なパートナーシップをアピールしている。
Taiwan Today:2025年11月25日
写真提供:外交部
外交部の林佳龍部長(外相)は24日、台湾を訪問したパラグアイ共和国外務省のビクトル・ベルドゥン副大臣の一行と面会した。同日昼は葛葆萱常務次長(事務次官)が午餐会を主催して一行をもてなし、中華民国(台湾)政府を代表して歓迎の意を示した。
