蕭美琴副総統がデンマーク国会議員一行と面会、台湾支持に感謝

　蕭美琴副総統は27日、デンマーク国会議員訪問団による表敬訪問を受けた。蕭副総統は、デンマーク国会の親台湾派議員グループが台湾の国際組織への有意義な参加を支持し、台湾海峡の平和と安定の重要性を強調していることに感謝した。副総統はまた、今回の訪問を通して、一行が台湾社会をさらに深く理解し、台湾とデンマークのパートナーシップが一層促進されることを期待していると述べた。

蕭副総統は、台湾を取り巻く国際情勢は常に厳しく、国際参与において公平に扱われていないものの、世界各地から寄せられる支援があるからこそ、「自分たちは孤独ではない」と感じることができると述べた。

　蕭副総統はまた、台湾とデンマークの協力関係は独特であるとして、例えばデンマークの再生可能エネルギー企業は対台湾投資で最大の外資であり、台湾のエネルギーの強靱性やエネルギーミックスの多様化に貢献していると指摘した。そして、「台湾もデンマークも大国とは言えないものの、新興分野や先端技術において、なにかしらチャンスを見つけて自国の規模を上回る影響力を発揮している。ゆえに互いにとって非常に重要なパートナーとなっている」と強調した。

　蕭副総統はさらに、デンマークが「世界幸福度ランキング」で上位に位置していることに言及。これは多くの台湾の人々にとって憧れであると述べた。台湾には、デンマークの人々がどのようにワーク・ライフ・バランスを取り、高い効率性を保ちながら生活を楽しんでいるかを紹介する書籍があり、それは台湾の人々もより良いバランスを学ぶ必要があるからであり、両国は互いに学び合える点が多いと語った。

　最後に、Kasper Roug議員が訪問団を率いて台湾を訪れたことに改めて謝意を示し、一行が台湾社会への理解を深め、二国間関係をさらに前進させるるよう期待を寄せた。

　訪問団のメンバーはほかにThomas Jensen議員、Alex Ahrendtsen議員、Morten Klessen議員など。外交部の呉志中政務次長（副大臣）の同伴の下、蕭副総統を表敬訪問した。

Taiwan Today：２０２５年１１月２８日

写真提供：総統府
　蕭美琴副総統は27日、デンマーク国会議員訪問団による表敬訪問を受けた。蕭副総統は、デンマーク国会の親台湾派議員グループが台湾の国際組織への有意義な参加を支持し、台湾海峡の平和と安定の重要性を強調していることに感謝した。