パラグアイのペニャ大統領が公式訪問を終えて帰国、台湾との関係強化につながるさまざまな成果
中華民国台湾と正式な外交関係を持つ南米パラグアイのサンティアゴ・ペニャ大統領が7日から10日まで台湾を公式訪問した。8日には頼清徳総統とともに3つの公式文書の署名に立ち会ったほか、台湾で対パラグアイ投資説明会などを開催。両国のさらなる関係強化に強い意欲を示した。
頼清徳総統は8日、ペニャ大統領を栄誉礼で歓迎したほか首脳会談を行った。その後、2人は3つの公式文書の署名に立ち会った。3つの公式文書とは、(1)外交部の林佳龍部長(外務大臣)とパラグアイのルベン・ラミレス外相によって締結された「台湾・パラグアイによるソブリンAI計算力(コンピュテーショナル・パワー)センター投資協力了解覚書」、(2)数位発展部の林宜敬部長(デジタル大臣)とルベン・ラミレス外相によって締結された「台湾・パラグアイ・サイバーセキュリティ協力了解覚書」、(3)法務部の鄭銘謙部長(法務大臣)とルベン・ラミレス外相によって締結された「台湾・パラグアイ刑事共助条約」である。これにより、両国が司法、デジタルガバナンス、サイバーセキュリティ、スマートテクノロジー分野において、これからも協力関係を深化させるという強い意思が示された。
林佳龍部長はその後、ペニャ大統領に同行し、「2026パラグアイ共和国食肉プロモーションおよび投資商機説明会」に出席した。会場には、経済部の江文若政務次長(副大臣)、中華民国国際経済合作協会(CIECA)の呂桔誠理事長のほか、台湾の主要な工商業団体、輸出入貿易団体、テクノロジー、グリーンエネルギー、食品加工、食肉輸入、電気自動車など各産業の代表200人以上が参加した。経済ミッションとして訪台したパラグアイ企業の代表40人以上が台湾企業とのビジネスマッチングに臨み、将来的な商機拡大の可能性を模索した。
説明会では、パラグアイのマルコ・リケルメ商工大臣が台湾企業に対してパラグアイの投資環境を紹介した。その後、外交部の陳明祺政務次長(副大臣)とパラグアイ工商省のEduardo Gustale投資・輸出担当副大臣が、パラグアイ産牛肉および豚肉を使用した両国の代表料理を作るデモンストレーションを行った。
会場では台湾の財団法人食品工業発展研究所とパラグアイ工商省、中華民国国際経済合作協会とパラグアイの2つの商工業団体、それに台湾金融研訓院と台湾・パラグアイ科技大学(国立台湾科技大学とパラグアイ政府が2018年に設立した公立大学)の間で、合計3つの協力了解覚書(MOU)が締結された。また、台湾企業とパラグアイ企業の代表が共同宣言を発表し、将来的に「パラグアイ・台湾工商及び文化総会」の設立の推進を目指すことで合意した。
翌9日、頼清徳総統はペニャ大統領とともに台南にある「国家科学及技術委員会南部科学園区管理局」と、南部科学園区(南部サイエンスパーク)内にあるAI・スーパーコンピュータ用データセンター「国網雲端算力中心」を視察した。頼総統は、科学技術の発展、サイエンスパークのガバナンス、産業の高度化といった台湾の経験をパラグアイと共有することで、双方の深い友好関係を、国民の豊かな生活を促進するための重要な力としていきたいと意気込みを語った。
ペニャ大統領は10日、4日間の公式訪問を終えて帰国の途に就いた。
Taiwan Today:2026年5月11日
写真提供:外交部
中華民国台湾と正式な外交関係を持つ南米パラグアイのサンティアゴ・ペニャ大統領が7日から10日まで台湾を公式訪問した。8日には頼清徳総統とともに、3つの公式文書の署名に立ち会ったほか、台湾で対パラグアイ投資説明会などを開催。両国のさらなる関係強化に強い意欲を示した。写真右は外交部の林佳龍部長(外務大臣)、左はパラグアイのルベン・ラミレス外相。「台湾・パラグアイによるソブリンAI計算力(コンピュテーショナル・パワー)センター投資協力了解覚書」を締結した。
