外交部の林佳龍部長、パラオで開催の「エキスポ」開幕式出席
8月27日から9月3日までパラオ共和国を訪問中の外交部の林佳龍部長(外相)は8月28日、スランゲル・S・ウィップス・ジュニア大統領の招きを受け、パラオ国立体育館で開催された「太平洋繁栄特別展(Pacific Prosperity Exhibit、以下「エキスポ」)」の開幕式に出席した。ウィップス大統領、パラオ政府高官のほか、米国、日本、オーストラリアの駐パラオ使節とともに会場を視察し、台湾とパラオや、太平洋の国交樹立国、近い理念を持つ国々が長年にわたり推進してきた地域協力の具体的な成果を確認した。
8月30日から9月4日まで開催される第55回「太平洋諸島フォーラム(Pacific Islands Forum、PIF)」首脳会議は、パラオが議長国を務める。太平洋の島嶼国・地域が集まって、地域共通の課題について話し合うPIFには、現在18か国・地域が加盟している。中華民国(台湾)は加盟国ではないものの、「開発パートナー」(Development Partner)の資格で首脳会議に参加するほか、「台湾/中華民国・太平洋諸島フォーラム加盟国対話会議」を通してPIF加盟国との関係を深めている。ウィップス大統領はこれまで、各界のパートナーがPIF対話や地域協力に参加することの重要性を強調するとともに、各方面が協力して太平洋地域の発展を促進するよう呼びかけてきた。今回のPIFは「B.E.L.A.U.」をテーマに掲げ、Building Economies(経済の構築)、Life(生命を守り生活を向上させる)、Action(行動に移す)、Unity(結束)を主要な理念としている。台湾は今年、ウィップス大統領の呼びかけに応じ、パラオ政府が主催する「エキスポ」に参加。パラオに大使館を置く米国、日本、オーストラリアなど、近い理念を持つ国々と連携し、具体的な協力成果を通じて太平洋地域のニーズに応えるとともに、パートナーシップを通じて発展を促進し、強靱性を高め、ともに繁栄を創出するという共通のビジョンを示している。
エキスポ会場を訪れた一行は、「ブルーパシフィック大陸のための2050年戦略」(2022年にPIFが採択した長期的な発展・安全保障戦略)に関連する没入型映像を鑑賞したりインタラクティブな体験をした。会場ではまた、台湾と太平洋の国交樹立国、さらに米国、日本、オーストラリアなどが進めてきた、低炭素エネルギー、社会的エンパワーメント、スマート農業、スマート医療、デジタル・レジリエンス、インフラ建設などの分野での協力の成果が紹介され、共通のビジョンを実際の取り組みに転換してきた事例が示された。
台湾の政府は近年、「総合外交」を通じて省庁横断的な取り組みを進め、産業界や民間のリソースを結び付けて、「栄邦計画」(国交樹立国との協力を強化し、共に繁栄を目指す国際協力の枠組みのこと)を積極的に推進している。これは、台湾が有するテクノロジー、医療、農業、エネルギー、デジタルガバナンス、持続可能な発展などの分野における強みを、正式な外交関係を持つ国々や、近い理念を持つ国々の発展ニーズと結び付けるものだ。林部長は、この「エキスポ」はまさに、こうした協力の理念を具体的に示すもので、台湾と太平洋のパートナーが積み重ねてきた協力の成果を紹介するとともに、近い理念を持つ国々と経験を共有し、互いの強みを生かしながら、二国間協力をさらに強靱で持続可能な地域パートナーシップへと発展させていこうとする台湾の意思を示すものだと説明した。
Taiwan Today:2026年8月31日
写真提供:外交部
外交部の林佳龍部長(外相)は8月28日、パラオのウィップス大統領の招きを受け、パラオ国立体育館で開催された「太平洋繁栄特別展」の開幕式に出席した。ウィップス大統領、パラオ政府高官のほか、米国、日本、オーストラリアの駐パラオ使節とともに会場を視察し、台湾とパラオや、太平洋の国交樹立国、近い理念を持つ国々が長年にわたり推進してきた地域協力の具体的な成果を確認した。
