頼清徳総統、台湾と日本の産業協力による強靭な「非レッドサプライチェーン」構築を期待
頼清徳総統は7日、中西健治衆議院議員(自民党)が率いる「神奈川県日華親善協会訪問団」の一行の表敬訪問を受けた。訪問団には、衆議院議員の中田宏氏、草間剛氏、新田章文氏、丸尾南都子氏、金澤結衣氏らを含む。
頼総統は、今年11月に「神奈川県日華親善協会」が設立60周年を迎えることに言及。この意義深い節目に、「神奈川県日華親善協会」のメンバーと面会し、交流できることを嬉しく思うと述べた。頼総統は、台湾と日本の間には苦難を共に乗り越える中で育まれた深い友情があると述べ、災害が発生するたびに助け合ってきたこと、「神奈川県日華親善協会」がたびたび募金活動を実施し、台湾を支援していることに感謝した。
頼総統はまた、台湾と日本の経済・貿易方面での結びつきにも言及し、昨年の台日貿易総額が848億5,100万ドルに達し、前年比17.36%増加したほか、電子・情報通信、機械部品などの産業分野における交流もますます緊密になっていると述べた。とりわけ神奈川県については、日本のハイテク産業と先端製造業の一大拠点であり、TSMC(台湾積体電路製造)の日本法人であるTSMCジャパン株式会社も神奈川県横浜市西区みなとみらいに本社を置くほか、ASE(日月光)など台湾企業13社が神奈川県に進出していること、日産自動車など神奈川県の企業78社が台湾に投資していることなどを指摘した。
続いて総統は、TSMCとASEはそれぞれ世界の半導体先端プロセス、パッケージング・テスト分野を代表する企業であり、両社が神奈川県に投資していることは、台湾と神奈川県の関係が非常に緊密であることを示していると述べた。また、台湾と日本が産業協力を拡大することで、将来的により安全で強靱な「非レッドサプライチェーン」(中国企業に依存しない供給網)を構築していけるよう期待を示した。
これに対して中西健治議員は、「神奈川県日華親善協会」は毎年訪台団を派遣しており、今回は協会設立60周年を記念して、特別に60名からなる訪問団を結成したと説明。訪問団には自分も含め衆議院議員6名が加わるほか、文化や経済などの分野で台湾との交流深化を希望する多くの民間関係者も参加しているが、いずれも台湾を非常に愛している人々だと紹介した。また、同協会が11月27日に横浜で60周年記念行事を開催することを明かした。
中西議員はさらに、神奈川県には有名な箱根温泉があることから、箱根温泉と北投温泉(台北市)の姉妹提携の構想を持っていること、このほど北投温泉観光協会などの関係団体と会合を開き、活発な意見交換を行ったところ、11月27日の60周年記念行事の開催に合わせて覚書(MOU)を締結できればと考えていることなどを明かした。さらに、来年3月19日~9月26日には横浜で「国際園芸博覧会」(GREEN×EXPO 2027)」が開催されるが、台湾からも多くの人に参加してもらい、台日交流をさらに深めたいと期待を示した。
中西議員は続けて、「令和8年熊本地震」の発生後、台湾から多大な支援が寄せられ、高市早苗首相も台湾に対して深い感謝の意を表したことに言及。また、2011年の東日本大震災や2024年の能登半島地震の際にも台湾から多大な支援が寄せられており、日本国民を代表して深く感謝すると述べた。中西議員はまた、台湾と日本はいずれも自然災害の多い地域であり、防災分野ではなお大きな協力の余地があるとして、今後も協力を継続的に強化すべきだと訴えた。
Taiwan Today:2026年9月8日
写真提供:総統府
頼清徳総統は7日、中西健治衆議院議員(自民党)が率いる「神奈川県日華親善協会訪問団」の一行の表敬訪問を受けた。訪問団には、衆議院議員の中田宏氏、草間剛氏、新田章文氏、丸尾南都子氏、金澤結衣氏らを含む。頼総統は、台湾と日本が産業協力を拡大することで、将来的により安全で強靱な「非レッドサプライチェーン」(中国企業に依存しない供給網)を構築していけるよう期待を示した。
