蕭美琴副総統がイタリアを電撃訪問、妨害のリスク考慮して事前に公表せず
蕭美琴副総統は11日、欧州議会のピナ・ピチェルノ副議長および欧州議会イタリア連絡事務所のカルロ・コラッツァ所長の招請を受け、イタリア南部の離島、ヴェントテーネ(Ventotene)で開催された第2回「ヴェントテーネ欧州自由・民主主義フォーラム」(2nd European Conference of Ventotene for Freedom and Democracy)に出席した。頼清徳総統の指示を受け、外交部の林佳龍部長が全行程に同行した。蕭美琴副総統は14日早朝、帰国して空港で帰国報告を行った際、「妨害のリスクを考慮し、安全に目的地に到着できることを優先するため、渡航日程を事前に公表しなかった」と説明した。蕭美琴副総統によると、飛行機で台北を出発し、陸路の移動、そして悪天候の中での海上移動を経て、約27時間かけてヴェントテーネにたどりついたという。
蕭美琴副総統は11日夜、「ヴェントテーネ欧州自由・民主主義フォーラム」のうち、「インド太平洋から地中海へ:自由のために全体主義に立ち向かう」と題したセッションに参加し、ピチェルノ欧州議会副議長、イタリアのコラムニストで外務次官(アジア・太平洋地域担当)の経験を持つジャンニ・ヴェルネッティ氏、イタリアのジャーナリスト、アントニオ・タリア氏らと意見を交わした。会場には欧州議会の議員、近い理念を持つ国々の要人、著名な民主化運動家、メディア関係者、学術関係者ら約100人が出席した。
蕭美琴副総統は冒頭のあいさつで、欧州が全体主義に抵抗し、自由を追求するとともに、欧州連合(EU)の統合を推進してきた歴史の中で、ヴェントテーネは重要かつ象徴的な意味を持つと指摘。台湾も同様に権威主義体制を経て、民主化への困難な道のりを経験したが、台湾で初めて総統直接選挙が行われてから30周年を迎えた今年、自由と民主主義が決して容易に手に入るものではないことを改めて深く感じていると語った。そして、現在、ロシアによるウクライナ侵攻に加え、軍事的脅威、グレーゾーン行為、経済的威圧などの課題がますます深刻化する中、台湾は国防、経済安全保障、社会全体のレジリエンスを引き続き強化することで、通信、エネルギー、重要インフラの危機対応能力を高めていると説明した。
蕭美琴副総統はさらに、「自らの声を持つに値しないほど小さな島はなく、尊重されるに値しないほど小さな社会もない」と強調し、台湾が今後も、欧州および世界の民主主義諸国と手を携え、自由、尊厳、民主主義をともに守っていくことを約束した。続く対談では、ロシア・ウクライナ戦争が台湾に与える教訓、米中台関係、台湾の国際参与、台湾と欧州の協力の展望などについて、登壇者と意見を交換した。
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対談終了後、蕭副総統は林外交部長とともに、ピチェルノ欧州議会副議長が主催する夕食会に出席した。ヴェントテーネではほかにも、欧州議会の政治グループ「Renew Europe」(欧州刷新)の議長(代表)であるヴァレリー・エイヤー氏とも会談した。また、ヴェントテーネにあるローマ時代の巨大な地下水槽「ローマン・シスタン」や考古学歴史博物館(Museo Storico Archeologico)も参観した。
Taiwan Today:2026年9月14日
写真提供:総統府
蕭美琴副総統は11日、イタリア南部の離島、ヴェントテーネ(Ventotene)で開催された第2回「ヴェントテーネ欧州自由・民主主義フォーラム」に出席した。14日早朝、帰国して空港で帰国報告を行った蕭美琴副総統は、「妨害のリスクを考慮し、安全に目的地に到着できることを優先するため、渡航日程を事前に公表しなかった」と説明した。
