台湾の松山空港と日本の松山空港を結ぶチャーター便が初運航

　台湾の台北松山空港と日本愛媛県の松山空港を結ぶ中華航空（チャイナエアライン）のチャーター便が１０月１１日に初運航した。

　同チャーター便は午前８時１５分（台湾時間）に１５８名の旅客を乗せて台北松山空港を出発。午前１１時３５分に愛媛県松山空港に到着した。そのあと、中村時広・愛媛県知事と野志克仁・松山市長を含む旅客１５７名を乗せて１２時４５分に愛媛県松山空港を出発。１４時３０分（台湾時間）に台北松山空港に到着した。

　郝龍斌・台北市長は中村知事、野志市長らとともに「台北市松山空港―日本松山空港チャーター便初運航」の記念式典および記者会見に出席した。

　郝市長は「（台北市松山区と愛媛県松山市が）『松山』の同名であることが縁で交流が始まり、２００９年に中村知事（当時は松山市長）から台湾と日本の『松山』空港を結ぶチャーター便を提案された際に、両都市間の観光や交流に非常に寄与するものであると確信した」と述べ、極めて意義があるとの認識を示した。

　中村知事は、「２つの松山空港を結ぶのは長年の夢だった。松山市長に当選後に、２つの松山空港を結ぶ構想を思いつき、まず双方の交流から着手した」と述べ、愛媛県知事に就任後も松山市と連携し、この構想を推進し、今年実現に至ったことに喜びを示した。

　中華航空では今回のチャーター便運航を記念して「松山―松山」特製チケットおよび搭乗証明書を発行し、搭乗客らに贈った。

《２０１３年１０月１５日》
写真提供：中央社
　