来台訪問客８００万人目は２０１３年大晦日に到着した日本人旅行客

　２０１３年１２月３１日午後、日本から桃園国際空港に到着した日本人旅行客の表彩（おもて　あや）さんが、同年の８００万人目の来台旅行客となった。この旅行客数は台湾の観光史上、最高を記録した。

　２０１４年１月２日、行政院では、「外国人旅行客８００万人目の台湾訪問を歓迎する記者会見」を開いた。表さんは同会見にご主人と共に出席し、江宜樺・行政院長から記念のガラス工芸品が贈られたほか、交通部の葉匡時・部長（交通相）および謝謂君・観光局長、航空・観光業界などからもそれぞれ記念品が贈られた。

　江宜樺・行政院長はあいさつの中で、「長年にわたり政府と国民が台湾ブランドの海外セールスに尽力してきたことが基本的に成功した。米国のニュース放送局であるＣＮＮなど国際的なメディアが、台湾のグルメ、観光スポット、サイクリング・ロード網の建設計画などを推奨したり、日本の旅行誌においても、安全、ホスピタリティ（もてなしの心）、利便性などの要素を基に、台湾を日本のバックパッカーの主な旅行先として推薦する国として評価した」と紹介した。

　さらに、「観光業を主体とした『無煙突産業（非製造業）』の発展は、工業汚染を減らし、さらには台湾のために、より多くの国際的な友好関係と重視を勝ち取ることができるものでもある。これは観光客増加のテーマのみならず、国民全体の生活、産業構造、国家ビジョンの新たなる布石といった課題でもあり、各省庁は共に全力を挙げて観光を支援していかなければならない」と強調した。

　表さんは、「思いがけない喜びであり、非常に感動すると共に感謝しています。台湾を新婚旅行先に選んだのは正しい選択で、生涯忘れることはないでしょう」と感想を述べた。

【行政院　２０１４年１月２日、交通部観光局　２０１４年１月２日】

　写真提供：中央社