阿里山森林鉄道が大井川鉄道と乗車券無償交換の活動始動へ

　阿里山森林鉄路（以下、阿里山鉄道）と日本の大井川鉄道は１９８６年に姉妹鉄道を締結しており、双方の利用客を優待し、交流の範囲を拡大できるよう、双方はこの度、乗車券の無償交換活動を行うことを取り決めた。これにより２０１５年９月１日～２０１６年３月３１日の期間中、台湾の旅行客は阿里山号の「嘉義―奮起湖」区間に乗車した際の往復乗車券１枚で、大井川鉄道の「金谷―千頭」区間の普通列車の片道乗車券１枚に無償交換できるようになる。大井川鉄道の乗車券交換場所は、静岡県島田市にある大井川鉄道の「金谷駅」で、同駅はＪＲ東海道本線の金谷駅に隣接している。

　行政院農業委員会林務局嘉義林区管理処の黄妙修・処長は、「日本の大井川鉄道と阿里山森林鉄道が、姉妹鉄道を締結して間もなく３０年を迎える。双方はこの間、相互訪問による交流を行い、良好でゆるぎない友好関係を構築してきた」と説明した。

　同管理処では、この無償交換期間中のチャンスを活用し、先に阿里山森林鉄道に乗車した後、日本を訪れ大井川鉄道に乗車し、両地の異なった風景を楽しんでみてはとアピールしている。

【行政院農業委員会　２０１５年８月２４日】

写真提供：行政院農業委員会