原子能委員会と客家委員会、新任の各主任委員が２月１日に就任

　１月２７日、行政院の孫立群・報道官は行政院の閣僚人事の一部変更を発表した。それによると、張善政・行政院副院長が行政院原子能（原子力エネルギー）委員会の蔡春鴻・主任委員（閣僚級）からの辞職願いを認め、その後任に同委員会の周源卿・副主任委員が２月１日より就任する。また、客家委員会の劉慶中・主任委員（閣僚級）が、主任委員就任期間を終了し出向元の大学に復職することから、その後任に同委員会の鍾萬梅・副主任委員が２月１日より就任する。

　行政院原子力エネルギー委員会の周源卿・副主任委員は、米国マサチューセッツ工科大学原子力工学博士。これまでに行政院原子力エネルギー委員会の原子力エネルギー研究所研究員、原子力工学部部長、同委員会副処長および処長を歴任した。周氏は原子力工学、原子力エネルギーの安全、リスク評価、科学技術プロジェクト管理などの分野を専門としている。

　客家委員会の鍾萬梅・副主任委員は、国立台湾師範大学教育心理学科卒。これまでに、国立教育資料館編纂部主任、国家文官培訓所（国家公務員研修所）主任秘書、行政院客家委員会処長および主任秘書代理などを歴任した。鍾氏は客家語の復活、客家文化の推進拡大、客家産業の発展、国内外の客家交流促進などに尽力してきた。

【行政院　２０１６年１月２７日】