蔡英文総統が米国マイアミでトランジット

米マイアミでトランジットした蔡英文総統

　パナマとパラグアイの訪問のため６月２４日午前（台北時間）に台湾を出発した蔡英文総統および訪問団一行は、米国東部時間６月２４日午後０時３０分（台北時間６月２５日午前０時３０分）にトランジットのため米国フロリダ州のマイアミ国際空港に着陸した。

　蔡総統は宿泊先に到着後、米国在台協会（AIT）のジョセフ・ドノヴァン（Joseph R. Donovan）代理処長による出迎えと歓迎を受けた。続いて、マルコ・ルビオ（Marco Rubio）上院議員と会見し、長期にわたる良好な台米関係への尽力に感謝の意を表し、国防政策および環太平洋パートナーシップ協定（TPP）への参加などの経済・貿易政策について意見交換した。また、蔡総統はオリン・ハッチ（Orrin Hatch）米国連邦議会上院財政委員長と電話会談し、「台湾関係法」制定への参与をはじめ長期にわたる台米関係への尽力に謝意を示した。

２６日にはイリアナ・ロス・レイティネン（Ileana Rose-Lehtinen）米国連邦議会下院外交委員会名誉委員長およびグレッグ・ハーパー（Gregg Harper）米国連邦議会下院国会台湾連線共同議長と会見し、台米関係の強化に期待を示した。

　蔡総統はマイアミ滞在中に現地の華僑・台湾出身者らによる歓迎会に出席したほか、米プロ野球大リーグのマイアミ・マーリンズに所属している台湾出身の陳偉殷（チェン・ウェイイン）選手とも交流した。

【総統府　２０１６年６月２６日】
写真提供：中央社