「国際情報オリンピック」が台北で開催、世界８５カ国の代表チームが参加

　第２６回「国際情報オリンピック」(International Olympiad in Informatics, IOI)が７月１４日より台北国際会議センターで開催される。

　台北市政府教育局によると、「国際情報オリンピック」は一年に一度開催される情報通信界の重要な大会であり、今回は台湾が初めて開催国となった。今回の同大会には、これまでで最高の世界８５カ国の代表チームが参加し、過去最高の参加国数となっている。来台参加するのは、各国から推薦された４名の選手、団長、通訳、コーチ、選手の家族など、さらには台湾の大会関係者らも加わると、総勢１，０００人近くが参加することになる。

　同大会は２０歳以下の高校生が参加するもので、参加者はコンピュータープログラム（コンピュータが行うべき処理を順序立てて記述したもの）を書き、応用問題を解決する必要があるため、参加者はアルゴリズム（算法）、データ構造、プログラミングの技術に、一定の熟練度が必要となってくる。

　今年の試合日程は、１５日と１７日に行われ、参加者にそれぞれコンピュータが配布されると共に、参加者は５時間以内にプログラムを書き、実際にコンピュータ上で実行させて出力するもので、難易度の異なる３問をそれぞれ解決するもの。

　同大会の全体的な活動内容には、１日５時間の即時的な競争を２日間行うほか、２０１４年高校生の情報科学教育国際フォーラム、文化の参観訪問、企業への参観訪問なども盛り込まれている。

«２０１４年７月１４日»