江宜樺・行政院長が高雄ガス爆発事故現場を視察、大雨浸水対策に全力で取り組む

　江宜樺・行政院長は９月１２日、高雄ガス爆発事故の現場を視察し、「国軍による高雄市ガス爆発災害救援支援の執行状況」および「中央による被災地の排水ポンプ支援に関する説明」を聴取した後、「ここ数日、高雄は連日豪雨が続き、ガス爆発の被災地区では浸水被害が数日にわたり続いている。現在、中央からすでに３６機の排水ポンプを投入し、全力で支援を行っており、台南市も５機の排水ポンプを支援している」と述べ、関連機関に排水ポンプを適切に手配し、浸水状況を改善するよう指示し、排水ポンプの数量が不足している場合は、出来る限り手配に協力する考えを示した。

　江院長は、被災地区の状況について被災者らの声を聞き、災害復興について、「楊秋興・行政院政務委員および地元選出の立法委員（国会議員）らとともに今後の処理方法を共に研究し、被災者の問題の解決に役立てたい」との考えを示した。

　また、大雨による浸水がデング熱などの伝染病を引き起こす可能性があることに関して、江院長は「国軍が毎日予防噴霧措置を講じており、衛生福利部に対しても特に伝染病予防に取り組むよう指示している」と強調した。

　連日の豪雨で排水施設が損傷した被災地区に浸水被害が発生していることに関して、行政院は経済部水利署を通して高雄市に２１機の大型排水ポンプの支援を行い、国防部からも１５機の中小型排水ポンプを被災地区に投入しており、降雨および浸水状況を見ながら随時排水作業および支援の度合いを調整し、浸水被害の解決に全力で取り組んでいく。

【行政院　２０１４年８月１２日】
写真提供：行政院