台北ユニバ、台湾は１日だけで金8個

　夏季ユニバーシアード台北大会11日目となった29日、台湾代表チームが開催国としての意地を見せた。バドミントンでは、女子シングルス決勝にコマを進めた戴資頴選手が金メダルを獲得したのを含め、１日だけで金メダル4個を獲得した。午前に行われた武術では許凱貴選手が男子南拳・南棍総合で金メダルを獲得。テニスでは荘吉生選手が男子シングルスで金メダル。このほか、ビリヤードのナインボールダブルスで男女ともに金メダルを獲得。この日は１日だけで合計8個の金メダル獲得となった。ユニバーシアードでの１日の金メダル獲得数としては、台湾にとって過去最多。

　そのうち武術は29日、新竹県体育館（台湾北部・新竹県）で競技最終日を迎えた。台湾の許凱貴選手が、男子南拳・南棍総合で19.18ポイントを出し、金メダルを獲得した。テニスの男子シングルスでは、荘吉生選手が韓国テニス界の期待の星、ホン・ソンチャン選手と対戦。ゲームカウント6-2、6-4で快勝し、金メダルを手にした。

　バドミントンの女子ダブルスでは、台湾の許雅晴選手と呉玓蓉選手がタイの選手にストレート勝ちし、金メダルを獲得した。男子シングルスでは、台湾の王子維選手が日本の西本拳太選手を下して金メダルを獲得。バドミントン女子世界ランキング１位の戴資頴選手は、女子シングルスの決勝で韓国のイ・チャンミ選手にストレート勝ちし、金メダルを獲得した。このほか、混合ダブルスでは李佳馨選手と王斉麟選手がマレーシアの選手に逆転勝ちし、2対1で金メダルを獲得した。

　このほか、ビリヤードのナインボール女子ダブルスでは魏子茜選手と郭思廷選手のペアが金メダルを、男子ダブルスでは柯秉逸選手、柯秉中選手が金メダルを獲得。ビリヤードで金メダル4個という当初の目標を無事にクリアすることができた。

　台湾の選手が出場する競技は29日ですべて終了した。これまでの台湾の成績は金メダル26個、銀メダル34個、銅メダル30個で、すべての参加国・地域における順位は、日本、韓国に続く3位となった。

　そのうち最も金メダルの獲得数が多かったのはローラースポーツで、金メダル10個、銀メダル11個、銅メダル2個を獲得した。2番目に多かったのはバドミントンで、金メダル5個、銅メダル3個。3番目はテニスで、金メダル4個、銀メダル1個、銅メダル2個。いずれも、これまでのユニバーシアードでの台湾の成績を塗り替える結果となった。

　このほか今回は、陸上でも金メダル2個、銀メダル2個、銅メダル4個を獲得。これは、これまでに台湾がユニバーシアードの陸上競技で獲得したメダルの総数をはるかに上回る。

Taiwan Today：２０１７年８月３０日

写真提供：中央社
　夏季ユニバーシアード台北大会11日目となった29日、台湾代表チームが開催国としての意地を見せ、1日だけで合計8個の金メダルを獲得した。ユニバーシアードでの１日の金メダル獲得数としては、台湾にとって過去最多。写真は台湾の選手を応援する人々。29日、バドミントンの試合が行われる台北体育館にて。