馬英九総統がチェコ国会下院議員訪華団一行と会見、台湾の国際組織参加への継続的支持を要請

　４月２３日、馬英九総統はチェコ国会下院の台湾友好議員連盟訪華団のメンバー一行と会見し、あいさつの中で、双方間の協力と交流を引続き促進し、両国関係の深化を願った。

　さらに、中華民国（台湾）の国際社会への参加についても言及し、訪華団の各メンバーが、台湾の「世界保健機関（WHO）の年次総会」（WHA）への参加に支持を表明していることに対し、感謝の意を表した。また、「わが国の上空では合計１０あまりの国際航空路線があり、年間１００万便あまりに関連サービスを提供している。航空の安全はきわめて重要であるが、わが国は『国際民間航空機関（ICAO）』の情報を発表後、ただちに受け取ることができない。わが国が航空路線の安全に関する組織に参加することは、各国にとりプラスとなることである。そのため、来賓各位には、引き続きわが国のICAO参加を支持していただきたい。また同時に、わが国の『国連気候変動枠条約（UNFCCC）』への加盟についても支持していただき、それによりわが国が国際的な組織および活動への有意義な参加ができるよう協力してほしい」と要請した。

　また、釣魚台列島（日本名：尖閣諸島）の問題について、「わが国は平和を愛する国家である。そのため、２０１２年に東シナ海の釣魚台列島の主権問題が発生した際、わが国は８月に『東シナ海平和イニシアチブ』を提言し、関係各国が平和的な方法で争議を解決するよう呼びかけた。その後、わが国は日本と１１月より漁業協議を行い、２０１３年４月１０日に『台日漁業協定』を締結した。これにより、双方の漁民は共同で保護および管理する水域において操業することができるようになり、争議が大幅に緩和されるところとなり、具体的な行動により、わが国が平和を愛し、国際協力を促進する用意があることを示した」と述べた。

【総統府　２０１３年４月２３日】

写真提供：中央社

馬英九総統がチェコ国会下院議員訪華団一行と会見、台湾の国際組織参加への継続的支持を要請

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