蔡総統、「ワールドマスターズゲームズ2025」の成功を約束
生涯スポーツの世界大会「ワールドマスターズゲームズ(World Masters Games)」が2025年、台湾北部の台北市と新北市で開催される。蔡英文総統は10日、国際マスターズゲームズ協会(IMGA)と台北市及び新北市が合同で行ったリモート契約締結記者会見にビデオメッセージを寄せた。蔡総統はこの中で、台湾は全力で「ワールドマスターズゲームズ2025」の開催に取り組み、「世界で最も成功したワールドマスターズゲームズ」にすることを目指し、「スポーツ・フォー・オール(みんなのスポーツ)」の理念を貫徹することなどを約束した。
「ワールドマスターズゲームズ」は4年に1回開催されている。次回は来年、日本の大阪で「ワールドマスターズゲームズ2021関西」が開催される予定だったが、新型コロナウイルス感染症の拡大に歯止めがかからないことから、国際マスターズゲームズ協会(IMGA)はすでに延期を決めている。蔡総統のビデオメッセージの概要は以下のとおり。
★★★★★
国際マスターズゲームズ協会(IMGA)が台北市及び新北市で開催する「ワールドマスターズゲームズ2025」の開催契約締結式に、台湾を代表して立ち会うことが出来て嬉しく思う。
台湾でこうした重要な国際総合競技大会が開催されるのは、2009年夏季デフリンピック(台北)、2009年ワールドゲームズ(高雄)、2017夏季ユニバーシアード(台北)に続くものだ。
「ワールドマスターズゲームズ」は非常に特色のある競技大会だ。概ね30歳以上のスポーツ愛好者であれば個人や団体などの形式で誰もが参加できる。スポーツへの情愛を十分に伝えることができるイベントだ。
我々はこれまで国際競技大会を成功させてきた経験をもとに、中央政府の資源を投入し、民間組織と協力して、主催都市である台北市と新北市を一緒に支えていきたいと考えている。
我々は、大会を無事に開催し、ホストもゲストも満足できるイベントにすることができると確信している。なぜなら台湾には優れたスポーツ施設があるだけでなく、スポーツを熱愛する人々がいる。そして、多様で豊かな文化と観光資源があるからだ。
最後に、私は国際マスターズゲームズ協会(IMGA)が台北市と新北市に大会を開催する機会を与えてくれたことに感謝したい。台湾は全力で「ワールドマスターズゲームズ2025」の開催に取り組み、「世界で最も成功したワールドマスターズゲームズ」にすることを目指し、「スポーツ・フォー・オール(みんなのスポーツ)」の理念を貫徹したい。
★★★★★
国際マスターズゲームズ協会(IMGA)は国際オリンピック委員会の認可を受けた組織。1985年の第1回開催以来、4年に1度、「ワールドマスターズゲームズ」を開催している。ほかの国際競技大会と違い、スポーツだけでなく、観光や文化体験などを結びつけたイベントとして知られている。
Taiwan Today:2020年12月11日
写真提供:中央社
生涯スポーツの世界大会「ワールドマスターズゲームズ(World Masters Games)」が2025年、台湾北部の台北市と新北市で開催される。写真は10日、国際マスターズゲームズ協会(IMGA)と台北市及び新北市が合同開催したリモート契約締結記者会見にビデオメッセージを寄せた蔡英文総統。
