外交部＆立法院主催「開放国会論壇」、初日は正副総統が祝辞述べる

　中華民国（台湾）外交部（日本の外務省に相当）、立法院（=国会）、全米民主研究所（NDI）、財団法人台湾亜洲交流基金会（TAEF）が主催する2021年「開放国会論壇（Open Parliament Forum）」が2日に開会した。ポストコロナ時代の開かれた国会について展望するもので、開会式では蔡英文総統と頼清徳副総統が共に出席して祝辞を述べた。このフォーラムは2日にわたって開催されており、初日は日本の安倍晋三元首相、米連邦議会下院のナンシー・ペロシ議長、英国庶民院（下院）のリンジー・ホイル議長らがビデオメッセージで祝辞を寄せた。

　フォーラムは感染症対策として対面式とオンラインのハイブリッド形式で開催された。コロナ禍にも関わらず、ベリーズ、バルト三国、チェコ、米国など20か国から計26人の国会議員が台湾を訪問してこのフォーラムに出席した。また、「Directorio Legislativo Foundation」のGlobal Executive Directorであり、2021年「オープン・ガバメント・パートナーシップ（OGP）」サミットの合同議長でもあるMaría Baron女史など民間の専門家約100人が会場に集まったり、オンライン方式、あるいは予め用意していたビデオメッセージを流すなどの方法で参加した。

　開会式ではベリーズ代議院（下院）のValerie Woods議長が基調講演を、2021年「オープン・ガバメント・パートナーシップ（OGP）」サミットの合同議長María Baron女史が来賓代表として祝辞を述べた。

　また、チェコのミロシュ・ビストルチル（Miloš Vystrčil）上院議長がフォーラム初日のランチョンスピーチを担当し、台湾に対するゆるぎない支持と友情を示した。行政院（内閣）の唐鳳政務委員がそのモデレーターを務めた。

　フォーラム初日は6つのセッションが行われ、「国会の透明度・信頼性・インクルーシブネス（包摂性）」、「偽情報に対する国会の対応」、「民主主義の最前線」、「開かれた国会による行政への監督的役割」、「OGP (オープンガバメント・パートナーシップ）の推進を支援する市民社会の役割」、「開かれた国会と市民の協力による腐敗防止の推進」などをテーマに議論が行われた。

Taiwan Today：２０２１年１２月３日

写真提供：総統府
　中華民国（台湾）外交部（日本の外務省に相当）、立法院（=国会）、全米民主研究所（NDI）、財団法人台湾亜洲交流基金会（TAEF）が主催する2021年「開放国会論壇（Open Parliament Forum）」が2日に開会した。ポストコロナ時代の開かれた国会について展望するもので、開会式では蔡英文総統（写真）と頼清徳副総統が共に出席して祝辞を述べた。