「経済貿易国是会議」第３回顧問会議が開催

　「経済貿易国是会議」第３回顧問会議が６月８日、行政院で開催された。同会議は江宜樺・行政院長ならびに民間の共同議長である林信義氏が共同開催し、国立台湾大学教授の陳維昭氏、全国工業総会理事長の許勝雄氏、全国商業総会理事長の頼正鎰氏、全国産業総工会理事長の荘爵安氏、中華民国表演芸術協会理事長の于国華氏ら１４名の顧問が出席した。

　同会議では、２大主軸テーマの下の小テーマについてと、どのようにインターネット・コミュニティからの意見を適度に取り入れていくかについて話し合われ、以下のように調整した。

「グローバル化の下での台湾経済の発展戦略」については、「目下の産業経済問題を全面的に再検討し、産業転換レベルアップの方向性を確定し、グローバル化がもたらす契機を掌握する」、「いかにして若者のグローバル化の流れの下での新たな発展のチャンスを支援し、若者の教育モデルを刷新し、衝撃を契機に変えていくか」、「いかにしてグローバル化の衝撃の影響を受ける産業と弱者を支援し、公平正義を実現していくか」、「いかにしてローカル型の産業活動および社会企業を積極的に発展させ、台湾本土の雇用機会を確保し、社会生活の質を向上させていくか」の４つの小テーマを設定した。

　また、「台湾の地域経済統合への参加と両岸経済貿易戦略」については、「地域経済統合の問題を全面的に再検討し、国内の経済貿易の調整の方向性を確定する」、「台湾の地域経済統合参加にどのような具体的な方法を用いるべきか」、「台湾の地域経済統合参加にあたっての、両岸の経済貿易関係の位置付けと推進戦略のあり方」、「いかにして両岸経済貿易交流と地域経済統合が台湾の国家安全と経済および文化の自主性に影響しないようにしていくか」の４つの小テーマを設定した。

　これらの小テーマに対するインターネットを通した意見表明の参加に関して、会議の中で、引き続きインターネットを用いた意見表明を開放し、全国大会開催時にインターネットの分野からの参加者から提案する形で、討論を進めていくことが決議された。

【行政院　２０１４年６月８日】
　