日米2+2が台湾海峡の平和と安定の重要性に言及、外交部は「高度に歓迎・評価」

　日米安全保障協議委員会（日米「2+2」）が台湾海峡の平和と安定の重要性に触れ、「国際社会の安全と繁栄に不可欠な要素」としたことを受け、中華民国外交部（日本の外務省に相当）が12日、歓迎のコメントを発表した。以下、その内容要約。

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　米国のアントニー・ブリンケン国務長官及びロイド・オースティン国防長官と、日本の林芳正外務大臣及び浜田靖一防衛大臣による日米安全保障協議委員会（日米「2+2」）が11日、米ワシントンD.C.で行われ、会議後の共同声明では台湾海峡の平和と安定を守ることの重要性に改めて言及したばかりでなく、「（台湾海峡の平和と安定は）国際社会の安全と繁栄の維持に不可欠な要素」と強調した。外交部はこれについて、日米の政府が再び公の場で台湾海峡の平和と安定の維持を支持したものとして高度に歓迎し、評価する。

　日米はこの声明でさらに、国際秩序を作り変えることを目指す中国の外交政策は日米及び国際社会全体にとっての深刻な懸念（of serious concern）であり、インド太平洋地域及び国際社会全体における最大の戦略的挑戦（greatest strategic challenge）であると強調した。このほか双方は、東シナ海、南シナ海、香港、新疆ウイグル地区などで問題となっている中国の行動に懸念を示すと共に、相互運用性の強化、パートナーシップの拡大、同盟の戦略体制の最適化を続けることで、ますます増大する安全保障上の課題に対処していく方針を示した。

　中国による権威主義の不断の拡張と世界の民主秩序に対する挑戦はすでに全世界の民主主義国家による強い懸念と非難を引き起こしている。台湾はインド太平洋地域の責任あるメンバーとして、これからも日米など理念の近い国々との連携を深め、民主・自由・人権・法の支配といった普遍的価値を守り、台湾海峡の安全を維持すると共に、インド太平洋地域の平和と安定及び経済の繁栄を促進していく。

Taiwan Today：２０２３年１月１３日

写真提供：外交部
　日米安全保障協議委員会（日米「2+2」）が台湾海峡の平和と安定の重要性に触れ、「国際社会の安全と繁栄に不可欠な要素」としたことを受け、外交部が歓迎のコメントを発表した。