日米が2プラス2で「台湾海峡の平和と安定は重要」と重ねて指摘、外交部が歓迎のコメント

　日米両国の外務・防衛閣僚協議である日米安全保障協議委員会（2プラス2）が28日、東京で行われ、会議後の共同発表では「台湾海峡の平和と安定は国際社会の安全と繁栄に不可欠である」との立場を重ねて表明すると共に、両岸問題の平和的な解決を促した。外交部（日本の外務省に相当）は同日、「日米が引き続き台湾海峡の平和を重視していることを歓迎し、感謝する」とのコメントを発表した。

　この共同発表ではまた、「中国は自らの利益のため国際秩序を作り変えようとしており、軍事的手段による目的の達成を試みている」と主張、「このような行動は日米同盟及び国際社会全体にとっての深刻な懸念であり、インド太平洋及びそれを超えた地域における最大の戦略的挑戦だ」としている。

　外交部は、権威主義国家が対外的な拡張を続け、ルールに基づいた全世界の秩序に挑戦しようとしていることは世界情勢を不安定化していると指摘、「台湾はインド太平洋地域の責任を担う一員として引き続き米国、日本など理念の近い仲間との連携を深め、共同で自由、民主主義、法の支配といった共通の価値を守ると共に台湾海峡とインド太平洋地域の平和と安定、繁栄を守っていく」とコメントした。

Taiwan Today：２０２４年７月２９日

写真提供：外交部
　28日の日米安全保障協議委員会（2プラス2）を受け、外交部が同日、「日米が引き続き台湾海峡の平和を重視していることを歓迎し、感謝する」とのコメントを発表した。